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風葬

 7月12日のブログに書いたカラスの死体が、黒い羽根の塊になった。
 屋根の上で直射日光を浴び、風雨にさらされる様は哀れで、何とかしてやりたいと思ったが--。
 ところが、それは原形をとどめているうちのこと。しだいにぺちゃんこになる経過を目にして、「ああ、これが風葬なんだな」と気がついた。いま残っている羽根も、やがては風に運ばれて四散するだろう。盛岡に生まれ、盛岡の風にのって飛びまわり、盛岡の風に葬られたわけだ。

 夕方になると決まって、死んだカラスの横に来て鳴きつづける一羽のカラスがいる。伴侶だったのだろうか。親だろうか。子だろうか。兄弟姉妹だろうか。いかにも「泣いている」ような具合なので、あの声が聞こえてくるたびに切なくなる。

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コメント

夜中の風雨がすべてを(ようやく)消し去りました。

投稿: 本人 | 2005年8月10日 (水) 15時01分

そんな自然の中で我々は生かされているのですね。

投稿: がこ | 2005年8月11日 (木) 22時05分

がこさん、どうも。また来てくださいね。

投稿: 本人 | 2005年8月12日 (金) 08時10分

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