水墨画を描く
水彩画は大小の筆2本、鉛筆、透明水彩絵の具(3原色+α)、それに紙と水という僅かな道具で、風景と戯れることができる。これをさらにシンプルにしようとすると、当然、水墨画の領域に足を踏み込むことになる。
中山道の馬籠宿。恵那山の美しい姿が見えるはずなのだが、あいにくの天気で頂上付近が雲に隠れている。空にちょっとだけ彩色をした。
これは、しかし、「モノクロで描いた風景画」にすぎず、私が理想としている水墨画には遠い。つまり、モノクロ写真の代用品のような絵を描いても仕方がないということだ。
北上高地の山
並みを筆ペンで描いた。水筆ペンも使って、墨の濃淡を出している。さらに、ペンで線を描いて仕上げた。理想とは異なる水墨画ではあるけれど、上の「馬籠宿」よりは気にいっている。
我々は普通、フルカラーで風景を見ている。だから、モノトーンによる風景は本来ありえない世界だ。ありえない世界を表現するのだから、水墨画は人間の心(精神)を通したものになる(実のところ、水墨画に限らず絵画というものは、すべてそうなんですが)。
で、これは由利高原(秋田側)から見た鳥海山だ。だいぶ脚色が入っている。一気呵成に描いたもので、実はこれが今のところ理想に近い(もちろん、まだまだ遠いのだが)。
最終的には左のような境地に達したいものである。ま、いかにも畏れ多いのだが、雪舟の「破墨山水図」(国宝)ですね。誰が付けた題名なのか(もちろん、雪舟自身の命名ではない)破墨というのは誤りだそうで、これは没骨画法なんだそうです。描線がなく、一気呵成に墨の濃淡だけで表現している。あたりまえですが、う~ん、凄い!
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コメント
純さんが理想としている水墨画を
書くにはそれなりの技がいるかも
しれませんね。
以前私がついていた先生は
南画でしたが書いても書いても
直されて嫌だったけど今は
懐かしい思い出です。
純さんは自己流なんですか?
投稿: BON吉 | 2005年8月19日 (金) 00時15分
BON吉さん、どうも。
そういえば習っていたとおっしゃってましたね。
筆と墨の基本を知るために、「竹」「蘭」と何だかを習ったことがありますが、途中でやめてしまいました。
確かに南画をしっかりやらないといけないんですけどね。
投稿: 本人 | 2005年8月20日 (土) 08時14分
どうも大村です。
自分のサイトに来ていただきどうもありがとうございます。斉藤さんは本のほかに水墨画もやられているんですね。自分の祖父の兄が東京でダルマ(仏教の)や竜を描いていて個展もやっているので自分もトライした事がありますがとてもむづかしいですね。
もともと手が不器用なものですから時間をかけないと叔父のようにはうまく描けないようです。
江刺市柳川の自分のお世話になっているお寺(なまえは忘れてしまいましたがお寺はひとつしかないので簡単に見つけられるはず。江刺柳川小学校の目の前)で天井に巻き竜、扉とびらにダルマや風景画が飾ってあります。昔からの義美でただで描いたそうです。竜のほうは迫力がすごいですよ。ぜひ、時間がありましたら見てみてくださいね。
それでは、またサイト伺いに来ますね。
大村。
投稿: koji | 2005年9月13日 (火) 05時21分
大村さん、どうも。
そちらにも書き込もうとしたのですが、エラーになってしまい、無言のまま立ち去ってしまったようなしだいです(笑)。
盛岡のミステリー映画祭に機会があればお越しください。
江刺市、行ってみます。
投稿: 本人 | 2005年9月13日 (火) 07時57分
私は まだまだまだまだまだまだ修行が足りません(≧m≦)
はあ~。。。
投稿: 梅子 | 2012年9月16日 (日) 17時14分