朗読会を終えて
「貴方と風とオートバイと 斎藤純珠玉短編朗読会」」(←自分で珠玉というのも何ですが、そういうイベントなので、スミマセン)を成功裏に終えることができました。
■朗読
「暁のキックスタート 序章」(斎藤純)
「初雪」(飯塚洋介)
「ロング・ツーリング」(小林ゆり子)
「暁のキックスタート」(大塚富夫)
「夏の思い出」(大塚富夫、飯塚洋介、小林ゆり子)
■曲目
プレリュード No.1(エイトール・ヴィラ=ロボス)
エチュード No.11(エイトール・ヴィラ=ロボス)
ナケーリ・テンポ(ピシンギーニャ)
ボブズ・ユア・アンクル(ローレンス・ジュバー)
鐘の響き(ジョアン・ペルナンブーコ)
演奏:伊藤隆&ガットストリングス(千葉幸成、伊藤光)
予想を遥かに上回り、「風のスタジオ」動員記録をつくってしまいました(通常80名でいっぱいの小屋なのですが、95名のご来場者でした)。お越しいただいたみなさんに窮屈な思いをさせてしまい、申し訳ありませんでした。 盛岡は劇団や、地元放送局のアナウンサー(特に岩手放送)による朗読が盛んなので、地盤があるのですが、それにしてもこんなにたくさんの方にお集まりいただけるとは予想していませんでした。
朗読とギターコンサートのコラボレーション(朗読とギター演奏を交互に)という全国でも珍しい試みでしたから、いろいろと不手際もあったのですが、アンケートの感想を拝見しますと、おおむね好評だったので、ホッと胸を撫で下ろしています。
ギターはその音色だけで「哀愁」を感じさせる楽器です。そして、僕がギターを好きなのは「風」を感じさせるからです。今回はバレンタインデーに合わせた企画だったので、大人のチョコレート、つまりビタースウィート(ホロ苦い)なストーリーを選びました。そのストーリーにクラシックギターの音楽がとてもマッチして、ぼく自身も聴いていて楽しめました。今回はPAを使わなかったので、生身の声とギターの持つ本来の響きが味わえ、会場も親密な一体感に包まれたように思います。
ただ、大塚アナウンサーもおっしゃっていましたが、朗読は読み手と同じくらいの集中力と緊張を聴き手にも求めます。舞台転換(出演者の出入り)がその集中力を削がないような工夫があってもよかったなと思います。
ぼくも含め、出演者はみんなボランティアという「手弁当のイベント」でした(収益はNPOアートサポートセンターの活動資金となります。アマチュアの芸術活動の支援を目的としています)。
アンケートで意外と多かったのが「この内容で前売り1200円、当日1500円は安すぎ。2000円以上でいいのでは」という(嬉しい)苦言でした。
また、写真集「北海道絶景ロードセレクション」(下記参照)が好評の小原信好さん撮影によるツーリング写真を朗読の背景としてスライドで上映したのですが、器材が古いのでガシャッガシャッと異音が入り、せっかくの雰囲気を邪魔したことも指摘を受けました。素敵な写真を提供してくださったのに生かしきれず、小原さんにも悪い事をしたなあ、とこれも反省点のひとつです。
それにしても、タッキーが出るわけでもなく、CGで迫力ある画面を観るわけでもなく、朗読とギター演奏という「渋い」催しにたくさんの方にいらっしゃっていただき、ぼく自身、認識を新たにしている。語弊があるかもしれないが、こういうハイブラウなものを受け入れる文化が盛岡にはあるんですね。
ひとつの記念碑的なイベントに関わることができたことに感謝する共に誇りに思います。また、今後のいわてアートサポートセンターの活動に期待したいと思っています。
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コメント
本で読んだ印象と、こんなにも違うのかと、驚きました。先を急ぐように頁を繰るよりも、耳に集中する事で、はるかに豊かな情景がうかんでくるのですね。スライド器材の音も、演出と思っていましたし、それもいい味わいだったと思っています。
あの後、抽選が当たった友人と大盛上がりで、ビールで乾杯。(まだ明るかったけど) ~暁のキックスタート序章で、最後に文庫本を燃やしてしまうところが、朗読では削除されていたのはなぜか~を肴に会話も杯も進み、早いペースでデキあがっていました。
いい時間でした。ありがとうございました。
投稿: 日和下駄 | 2006年2月13日 (月) 14時36分
日和下駄さん、昨日はありがとうございました。
ご指摘の部分ですが、「文庫本を焚火にくべて~」と削除しないで読んでいます。読み方がマズくて、わかりにくかったのだと思います。ごめんなさい。
本が当たったご友人にもよろしくお伝えください。
投稿: 本人 | 2006年2月13日 (月) 15時33分
集中していたつもりが、持病(?)の妄想癖が出てしまい、一時的にどこか遠くに行ってしまっていたようです。(笑)失礼しました。
投稿: 日和下駄 | 2006年2月13日 (月) 16時29分
朗読会盛会おめでとうございます。
雪の季節に緑の風に想いを馳せる、
春を待つ心にもはずみがかかるひとときたっだろうなぁ。
旧式のスライドプロジェクターの音、確かに効果音に聞こえそうですね。
アナログな感じで(^-^)。。。
投稿: とらた | 2006年2月14日 (火) 14時17分
とらたさん、どうもありがとうございます。
アナログもアロナグ。マイクをいっさい使わず、照明も必要最小限でした(でも、少しコッたりして)。
小さな会場ならではの一体感がよかったように思います。
投稿: 本人 | 2006年2月14日 (火) 14時29分
純さん こんばんは。
朗読会、お疲れ様でした。
すっかり聞きふけっていました。
家に帰って、小説を読み返してみたりして。
あ~ ツーリングに行きたいですね~ まだ2月ですけれども(笑)
しかし、今年の大雪にはマイッタ。(笑)
投稿: たかとも | 2006年2月14日 (火) 21時47分
たかともさん、どうも。
昨日から急に暖かくなりました。もう春は間近なのでは(甘いかな)。
投稿: 本人 | 2006年2月15日 (水) 08時21分
朗読会に出演して「暁のキックスタート」を朗読した大塚富夫さん(IBC岩手放送)が、9月13日(日)、東京の母校・東洋大学のスカイホールで朗読を行ないます。東京で大塚さんの朗読をお聞きになるチャンスです。是非お越し下さい。
投稿: 武田 肇 | 2009年7月 1日 (水) 17時58分
武田さん、情報をどうもありがとうございます。
投稿: 斎藤純 | 2009年7月 2日 (木) 07時25分
大塚富夫さん(IBC岩手放送アナウンサー)出演の
朗読会のお知らせです。
第6回A・STEP朗読フォーラム
~時の過ぎ行くままに~
2009年9月13日(日)
昼の部 開場 13:00 開演 13:30
夜の部 開場 16:30 開演 17:00
東洋大学(白山キャンパス)2号館
16階 スカイホール
(都営地下鉄 三田線 白山駅 徒歩5分・
東京メトロ 南北線 本駒込駅 徒歩8分)
入場料 前売り2000円 当日2500円
出演 大塚富夫(IBC岩手放送アナウンサー)
長谷由子(シグンマセブン所属)
武田 肇(A・STEP主宰)
A・STEPアナウンスフォーラム
石田江利・木次真紀・和田本秀介
演目 金襴緞子/須藤美貴原案
・梅原満知子小説
父の仕事/内海隆一郎作
毛皮の婦人/原田康子作
永遠の緑/浅田次郎作
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投稿: 武田 肇 | 2009年7月29日 (水) 08時29分