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雪舟とセザンヌ

 今年は雪舟(1420-1506)の没後500年なんですね。
 1月9日のブログにセザンヌ没後100年と書いた。雪舟もセザンヌと同様にぼくは好きだ。
4  これは雪舟の『破墨山水』の下の部分(上の部分には「賛」が書いてある)。破墨というのは水墨画の技法のひとつだが、この作品は破墨法ではなく、没骨法で描かれている。タイトルを付けた後世の人が間違ったらしい(雪舟がこのタイトルを付けたわけではない)。

5 で、これも一見、水墨画風ですが、実はセザンヌの水彩画を白黒に転換したもの。何となく雰囲気が雪舟っぽいでしょう。
  セザンヌが雪舟を知っていたかどうか、ぼくは知りません。「美を追及」した結果が時空を超えて、このようになっただけのことかもしれません。

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コメント

私も水墨画を勉強しています。
公民館で月2回、会費¥1000の水墨画教室に通い、
仕事の都合で辞めて、暫く自己流で画いていました。
去年から先生に付いて勉強しています。

私も同画は好きです。
何年か前に、上野で見ました。
雪舟のほかの作品と比べ小さな作品ですが、
最も有名な作品でしょうね。
線描きの多い山水画において、
写意的な点において、とても現代的な感じがします。

雪舟の同画は岩の形を没骨法で捕らえています。
ただし、細部の描き方において破墨法が用いられています。
画の中央部の岩の部分を見てください。淡墨の没骨で大きく岩の形を捉えてから、岩の下半分の表面の凹凸を濃墨で描き加えています。その際、下の淡墨が乾かない内に二筆目を重ねているため、にじみが生じています。そのにじみが岩の表面の影の部分を表現しています。この濃い墨の入れ方が破墨です。

投稿: 和誉 | 2008年3月10日 (月) 16時23分

和誉さん、どうも。
没骨と破墨の組み合わせで描いているのですね。ありがとうございました。
実はぼくも習いたいと思っているのですが……。

投稿: 斎藤純 | 2008年3月10日 (月) 19時44分

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