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自転車びより

寒いですね。この期に及んで雪は降るし(東京では桜が満開だそうで--)。少しも自転車びよりではありません。こんなふうに自転車に乗れない日は(通勤通学の方はどんな天候であろうと自転車に乗るわけですが)本を読んで過ごすわけです。

盛岡タイムスに連載している「自転車びより」で、自転車の本を紹介しています。「自転車はなぜたおれないで走れるの?」はいい本です。

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スローライフ

スローライフという言葉を聞いたときから抵抗を感じていた。スローライフに関する本など読んだこともなかった。が、周囲の人たちから「純さん、スローライフだねえ」などと評されると、スローライフのことを知っておかないとマズいかな、という気にもなる。

で、読んだのが「スローライフ入門」(下参照)と辻信一さんの「スロー・イズ・ビューティフル」の二冊です。比較すると同じスローライフでも、ややニュアンスが違うな、という印象を持ちました。カール・オノレイの言うスローライフは本当に時間的な意味で「ゆっくり」を主張している。一方、辻信一さんは時間的なことだけにとらわれず、さらに踏み込んでスローを「クォリティ」というような意味合いで説いている。つまり、質の高い生活を「スローライフ」といっているように感じる。では、「質の高い生活」とは何か。

それは本を読んでいただくのがいいでしょう。カール・オノレイにはちょっとついていけないが、辻さんの本には共鳴するところが多かった(というより、心強い味方を得て嬉しかった)。後に辻信一さんにお会いすることになるとはそのとき思ってもいなかった。辻信一さんの本は「スロー快楽主義宣言」(下参照)をお薦めしておきます。

さらに、一昨年だったと思うが、初めてロハスという言葉を聞いた。そのときは胡散臭いと思い、近づかないようにした。

ところが昨年、またしても周囲から「純さんはロハスだよねえ」などと言われ、そんなんじゃないぞ、と心の内で反抗していたのだが--(ロハスについては改めて)。

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自転車にはTSマーク

雪道では自転車に乗らないので、雪解けと共に自転車シーズンを迎える。で、近所の自転車屋に持ち込み、整備をしてもらった。

自転車の整備くらい自分でもできるのだが、自転車屋で整備をしてもらい、TSマークを貼ってもらうと損害保険も付いてくるのだ。 料金は整備代込みで、だいたい2000円から(部品を交換すると実費がかかる)。

お勤めの人は勤め先で保険に入っているし、通学している人は学校で入っているだろうからイザというときでも心配ないが、そうじゃない自転車乗りには必需品かと思う(TSマークを義務づける条例を定めている自治体もあるという)。

ところで、ぼくの自転車の唯一不便なところは買い物カゴが付いていない(付けられない)ことだ。だから、下の写真にあるデイパックを背負う(ぼくのは色違いだが)。デイパックを真夏に背負うと背中にびっしょりと汗をかくが、これは背中にあたる部分に工夫がこらしてあり、風通しがいいので楽チンだ。

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北へ帰る

昨夜、夜空を北に向かうハクチョウのV字型編隊を見た。クワン、クワ~ンと互いに励ましあっているのか、位置を確認しあっているのか、盛んに鳴き声を上げていた。

V字型編隊飛行には意味があるのだそうだ。大型の鳥が飛ぶと翼の先端から後方に渦状の乱気流が発生する。その乱気流の斜め後方には上向きの気流があるため、後ろを飛ぶ鳥は上向きの気流に乗るとエネルギーの消耗が少なくてすむ。 それでV字型や、斜め一列につながった編隊飛行をする。 最先端を飛ぶ鳥は、エネルギーの消耗が大きくて疲れるため、 ときどき後方の鳥と位置を交代するそうだから、いろいろな点で自転車のロードレース(ツール・ド・フランスなど)と同じだ。 これは新潟の友人から教わった。

冬のあいだ、われわれ東北の人間を何かとなごませてくれたハクチョウがいなくなると、間もなくサクラの季節になる。これから真夏までの東北がぼくは一番好きだ(花粉症なので、つらい季節でもあるけれど)。

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酒ミステリー(岩手の地酒頒布会)

今年も岩手の酒蔵の技と味が楽しめる酒ミステリーの募集がはじまった。酒の頒布会はほかにもあると思うが、酒ミステリーは最後に利き酒のイベントが待ち受けているのが特長だ。昨年は、ぼくの目の前で知人が「SAKEミステリー王」に輝き、抱き合って喜んだものだ。岩手の地酒は人気が高く、過去2回とも募集募予定者数を上回っている。

南部杜氏の24銘柄の酒(この頒布会でしか飲めない貴重なものもある)をぜひこの機会に味わっていただきたい。

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サビーカスを聴きながらフラメンコの歴史を読む

 CDを整理していたら、いつ買ったものなのか、サビーカスのベスト盤が出てきた。ずいぶん前に買って、「好みではないな」と奥に仕舞いこんでいたのだ(そういうCDがけっこうあるんです)。
 ところが、人間は変わる。
 いったんは「好みではない」と仕舞いこんだものを再聴して、「おれが間違っていた」と己の不明を羞じることが少なくない。サビーカス(この人はフラメンコ・ギターの大スターだった方です)にもすっかりハマってしまった。
 パコ・デ・ルシア、ペペ・アピチュエラ、トマティート、ヴィセンテ・アミーゴらモダンなフラメンコ・ギターに慣れ親しんできた耳にそれは土臭く、「民族の息吹」をよりダイレクトに感じさせる音楽だ。音楽評論家なら「スポンティニアスな」と表現するかもしれない。
 フラメンコ・ギターのオーソリティである逢坂剛さんの原点もサビーカスだったそうだ。生前の演奏も二度お聴きになり、ミスタッチのない演奏に驚いたという。ただ、よく聴きこんでくるとサビーカスでも「洗練されすぎていて、土臭さが薄れている」とのこと。う~む、奥が深い。

フラメンコ・ギターの至芸 (クリックするとこのCDが買えます)

 さて、サビーカスと一緒にマニタス・デ・プラタのCDが出てきた。これも一聴して「好みではない」と仕舞いこんでしまったものだが、改めて聴いてみると、超絶技巧で、大変なものだった。前に聴いたときは土臭さについていけなかったのだろう。耳の許容範囲がひろがったのか、深いところまで聴けるように成長したのか、ともかく今回は感銘を受けた。
 ジプシー・ルンバ~マニタス・デ・プラタ・ベストしかし、フラメンコ通にいわせると、南仏で生まれ育ったマニタス・デ・プラタは「純正フラメンコではない」そうだ。ぼくは純正でなくてもいっこうにかまわないので、このCDを長く聴きつづけていこうと思っている。

 インターネットでうろうろしていたら、カルロス・モントーヤとシショディのCDを見つけた。1枚1000円しない廉価版だが、中身はいい。たぶん、録音状態が最上とはいえず、モノラルなので安いのだろう。ぼくはそういうことにあまり頓着しないので、これも愛聴盤になっている。
 さらに、浜田滋郎著『フラメンコの歴史』(晶文社)も古書店で見つけることができた(これ、どこかで文庫化したら売れると思うんですけど)。
 夜、プラタやサビーカスを聴きながら、この本を読むのがこのところのぼくの贅沢。

sign 岩手めんこいテレビ公式サイトに連載中「目と耳のライディング」第119回に、第75回もりげき八時の芝居小屋「 朗読 二十九歳」の感想を書きました。朗読文化の牽引者である大塚富夫さん(岩手放送)らによる素晴らしい舞台朗読でした。

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愛用品 水筒

買い物や会合で長時間の外出には水筒を持ち歩く(冷たい麦茶のことが多いが、今の時期はテン茶を入れる。花粉症に効くらしい)。

自転車で散歩に行くときは水筒を必ず持つから、水筒をより身近に感じているのかもしれない。ふだんも水筒を持って外出することに抵抗がない。

↓右はニ261483_2947185451ッサンステンレス、左はテルモスの製品。左は冷たい飲み物専用で、片手でキャップの開閉ができるので自転車乗りにはぴったりだ。ボトルホルダーにもちょうど収まるサイズなので重宝している(これが保温にも使えるといいのだが)。右は冷温両用。山歩きの必需品・定番ですね。

水筒を持ち歩いているので、外出先でペットボトルの飲み物を買うことがほとんどありません。つまり、ゴミを出さないですむわけです。

左のが片手で開閉できるタイプで、保温にも使える。右はお子様用ですので、家族みんなで外出のときは各自水筒を。

ぼくが子供のころの水筒は、内側がガラスだった。落とすと内部が割れて使い物にならなくなり、まったくヘヴィデューティじゃなかった。せっかくいいものがあるのだがら、どんどん使うようにしたいものだ。

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愛用品 マイ風呂敷

Img_1780 一昨年、夏のキャンドルナイトで展示したときの写真です。これはツーリング専門誌アウトライダーのノベルティで、一見風呂敷ですが、製作者は「大判のバンダナです!」と譲らない。。

 オートバイでツーリング中、寒くなったらこの風呂敷、じゃないバンダナを首に巻く。防寒具になるわけだ。やはり、江戸時代にも風呂敷がそのように使われていたことが『日本人なら知っておきたい「和」の知恵』(KAWADE夢新書)で紹介されていた。

風呂敷の使い方を紹介した本がたくさん出ている。写真のきれいな高価本もあるが、これ↓は入手しやすい実用書。

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IGR青山駅、巣子駅あす開業

明日、IGR青山駅、巣子駅が開業する(参照:盛岡タイムスの記事)。他の公共交通機関(つまり、バスですね)との連携などで「車→公共交通」への転換が進むことを期待したい(送迎のため、駅に自家用車が押しよせて渋滞をひきおこすというのでは--)。

IGRはサイクルトレインの実績があるので、これを機会に盛岡~近郊駅(たとえば、巣子)間に自転車の乗り入れ可能な車両を走らせてはどうか。もちろん、通勤時間帯は無理だろう。でも、土・日は利用者も減ることだし、技術的に可能ならば(ダイヤや線路の連結の問題など、ぼくたち素人には気がつかない課題がたくさんあるに違いない)試してみる価値はあると思う。

それにしてもIGRは料金が高い。これを解決するには税金による補助という方法があるが、現状ではなかなか難しいようだ。欧米では公共交通を「住民福祉」のひとつとして捉え、「安価」に、そして「充分」に提供することを大前提としているという。だから、税金を投入しても、「民間企業を援助するのか」という批判は起こらない。

そういう意味では公共交通の運営側に経営手腕を問うばかりでなく、住民の意識改革も必要なのかもしれない。

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祝々

今野敏さんが吉川英治文学賞新人賞を授賞された。敏さんはぼくがデビューしたときから、何かにつけて励ましてくれた大先輩だ。今回の授賞はご本人ばかりでなく、まわりの方もずいぶん喜んでいる。こんなにまわりの方に喜ばれる授賞も珍しい。ちなみに、ぼくは1994年に「百万ドルの幻聴」でノミネートされたが、落選した。

ギタリストの鈴木大介さんが芸術選奨文部科学大臣新人賞を授賞された。若手ギタリストの活躍が目ざましいが、なかでも鈴木大介さんは、ぼくの一押し。この授賞も本当に嬉しい。

水原洋さんもきっと天国で喜んでいるだろう。

水原洋さん製作のギターの音色がこのCDで聴けます。

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盛岡が「住みやすいまち」第1位

時事通信社がおこなっているアンケート調査で、盛岡が2005年度の「住みやすいまち」第一位に選ばれた。2004年度につづいて2年連続だから、まぐれではなく、立派な実力といっていい。

ウェブもりおかよりで紹介されているように突出した点はないものの、各項目で高得点を得ている。何よりも環境が第一位に選ばれているのは嬉しい。水がいいことを端的に示しているし、酒、豆腐などがおいしい裏付けにもなっている。

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肉王国いわて

『食楽』(徳間書店/780円)の4月号に、「シェフ100人リサーチでわかった本当に旨い『人気ブランド肉』大公開」という特集記事があり、なんと牛肉部門では、いわて短角牛が1位、前沢牛が5位に入っている。

しかも、豚肉部門では、1位が白金豚、4位が岩中豚、5位が岩手SPF豚となっている。やるなあ、岩手県。シェフ間では肉市場をほぼ独占しているではないか。

が、豚肉にランクインしている3ブランド、実は初耳でした。そんなぼくのために(笑)、つづくページでは「肉王国、岩手の謎に肉迫する」、そして「岩手銘柄肉食べ尽くしin東京」という特集まで組まれている。

いやあ、そうだったのか、岩手県。嬉しい。嬉しいぞ。

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アウラフラメンカ開校3周年コンサート

阿部碧里フラメンコ教室・盛岡クラス開校3周年記念コンサートに行ってきた(06年3月5日午後1時から、盛岡劇場メインホール)。

フラメンコ・ギターは好きでよく聴いているが、ダンスを含むステージを観るのはローラ・グレコ舞踏団の「クライマックス」(2002年11月)以来だ。こんなに間があいたのは盛岡ではめったに見られないからで(東京ではフラメンコ・ショーを見られるスペイン料理の店があって、割と日常的に見ることができる)、楽しみに出かけた。

前半は盛岡クラスの生徒さん、後半は東京本校の上級生と先生による作品という構成。前半もなかなかみごとなものだと感心したが、後半に先生が登場したとたんに、盛岡劇場メインホールが別の世界に一変したのには驚いた。やはり、先生は違う(あたりまえですね)。踊り手が違うと、歌もギターもさらにいちだんと輝きを増して聴こえるから不思議なものだ。

全体を通してちゃんとひとつのショーになっていて、いわゆる「お教室」の発表会のレベルを超えていた。歌い手(大橋範子)もギター(小澤伸、鈴木淳弘)も素晴らしかった。

ところで一般に岩手県人は自己表現が下手だといわれている(それが、宣伝下手の原因でもある)。感情を表に出さないので、我慢強いとか控えめと評されもする。つまり、フラメンコの世界の対極にあるといっていい。そのせいか、フラメンコが目立って盛んというわけではない(もちろん、熱心な人たちはいるのだけれど)。

その点、お隣りの青森県には、しばしばフラメンコとの相似が指摘される津軽三味線があり(実際、高橋竹山はフラメンコ・ギターに感銘を受け、よく聴いていたという)、ユニークな手踊りがある(フラメンコでも手の動きや形がちゃんと意味を持っている)。つまり、感情表現が岩手より格段に豊かな青森(津軽地方)にはフラメンコが根付く風土があるような気がする。岩手県でフラメンコがどんなふうに根付いていくか、興味がある。

6月18日にはアウラフラメンカの発表会(盛岡劇場メインホール、無料)がある。発表会とはいえ、カラオケではなく、歌い手とギターがつくので(こういうところにとてもまっとうなこだわりを感じる)ぜひ行ってみたい。

2目と耳のライディング」に向井潤吉展(萬鉄五郎記念美術館)の感想を書きました。向井潤吉は日本の原風景である茅葺き屋根の民家を描きつづけた画家です。彼がどんな思いでそれらの作品を描いたのか。いろいろ考えさせられる展覧会でした。

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「平和の日」いわての集いを終えて

岩手県民会館大ホールで「平和の日」いわてのつどいがあった。無料だが、整理券が必要で、先着1800名募集のところ、すぐに満員御礼となった。

「風土」西木正明×高橋克彦

西木さんは資料を徹底的に検証して小説を書かれる。それは、トルーマン・カポーティが『冷血』を書いたときの手法に通じ、ノンフィクション・ノベルと呼ばれる。蛇足ながら、西木さんのノンフィクション・ノベル(要するにフィクションなのだが)がノンフィクションの賞を受賞したことがある。
克彦さんはむしろ資料の残っていない、歴史の空白部の歴史小説を書かれてきた。
そんなお二人の作風の違いなどから、同じ北東北でも秋田と岩手の県民性はずいぶん異なるという対談。

「秋田はひじょうに恵まれているため、秋田人はナマケもの、えふりこき(見栄っぱり)が多い」とおっしゃる西木さんは、諧謔の人だ。その諧謔を散りばめた話術が芸の域に達している。
秋田の作家(石川達三、小林多喜二ら)がノンフィクシン・ノベル的なのに対し、岩手の作家にミステリー作家が多いのは、「岩手は環境が厳しかったので、現実逃避というわけではないが、ファンタジーの世界にいった」からだとするお二人のお話には大いに頷けるものがあった。

克彦さんは「日本史上、東北は攻められたことはたびたびあっても、こっちから攻めたことはなかった。だから、東北から平和への思いをを発信していく意味がある」とおっしゃった。「平和の集い」の幕開けに相応しい言葉だった。

「こころ」立松和平×浅田次郎

お二人で「岩手には偉人が多いのに、地味で目立たない。控え目すぎる」と。新渡戸稲造ファンの浅田さんは「5000円札になったときは嬉しかったが、残念なことに新渡戸がほとんど知られていなかった」と悔しがる。また、石川啄木や宮澤賢治もお札になってほしいけれど、「赤貧、清貧のイメージが強いのでお札にはならんでしょうな」と。すかさず、立松さんが「赤貧と清貧とでは、だいぶ違うが」とツッコミ、会場(1800名もの方が入った)が大笑い。

立松さんによる「雨ニモ負ケズ」は法華経の教えを説いたもの。法華経の解説や説教ではなく、こういうわかりやすい詩の形で伝えようとし、しかもみごとに成功しているという解釈はとても面白かった。

浅田さんは『壬生義士伝』で岩手との縁が深いが、お嬢さんは岩手医大を卒業し、県内で研修医(?)をしていらっしゃる。立松さんはやんちゃな「好青年」(←などと言っては失礼だが)で、酒が入るとさらに楽しい人になる。

「ことば」森ミドリ×新井満

新井さんは芥川賞作家であり、電通社員(イベントプロデューサーとして長野五輪の開会式などを担当)であり、シンガーソングライターであり、映像作家である。たくさんのジャンルで活躍し、それがどれも超一流という希有な方だ。ちょっと見には近寄り難い雰囲気をお持ちだが、ふだんの新井さんはどこか豪放なところがあり、気さくな「兄貴肌」の方だ。
今回はシンガーソングライター新井満として、啄木、賢治を森ミドリさんと音楽で表現し、大いに受けた。一流のエンターテインメント・ショーを生で見せてい
ただいた。森ミドリさんの即興曲「岩手山」も素晴らしかった。

「暮らし」井上ひさし×宮沢りえ

今回の目玉! りえさん見たさに集まった方が多かった。
井上さんの『父と暮らせば』を映画化する際、「どうせ駄目だろうと思って、宮沢りえさんにお願いしたら、お引き受けしてもらって狂喜乱舞した」と裏話を披露。宮沢りえさんのこの映画にかけた思いをうかがい、大変な努力家であり、よくものごとを考える方だということがわかった。
井上ひさしさんが慰問巡演中に被曝して亡くなった園井恵子(岩手出身の女優)のエピソードを紹介すると、宮沢りえさんが感極まって涙した。終演後、舞台の袖で井上さんがぼくに「(言葉よりも)涙の力が強い」とボソッと呟いた。涙を誘った井上さんに「技あり」だったと思う。

一度、銀座のバーで宮沢りえさんにお酌をしてもらったことがある(横から「今夜の酒は高いよ」と母上)。よく気のきく女性で、しかも酒豪である。
井上ひさしさんと岩手との縁は改めて語るまでもないだろう。

今回が22回だったわけだが、「今回が一番盛り上がった。岩手のお客さんはレベルが高く、難しい話でも反応がよかった」と評判は上々だった。岩手県庁、盛岡市役所の担当職員もほっとされていることだろう。

なお、主催者の意向で手話通訳がちゃんとついた。ぼくは裏方でこのイベントに関わってきたが、妻も手話通訳で壇上に上がり、お手伝いをさせていただいた。
そういう意味でも思い出深いイベントになった。

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