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アウラフラメンカ開校3周年コンサート

阿部碧里フラメンコ教室・盛岡クラス開校3周年記念コンサートに行ってきた(06年3月5日午後1時から、盛岡劇場メインホール)。

フラメンコ・ギターは好きでよく聴いているが、ダンスを含むステージを観るのはローラ・グレコ舞踏団の「クライマックス」(2002年11月)以来だ。こんなに間があいたのは盛岡ではめったに見られないからで(東京ではフラメンコ・ショーを見られるスペイン料理の店があって、割と日常的に見ることができる)、楽しみに出かけた。

前半は盛岡クラスの生徒さん、後半は東京本校の上級生と先生による作品という構成。前半もなかなかみごとなものだと感心したが、後半に先生が登場したとたんに、盛岡劇場メインホールが別の世界に一変したのには驚いた。やはり、先生は違う(あたりまえですね)。踊り手が違うと、歌もギターもさらにいちだんと輝きを増して聴こえるから不思議なものだ。

全体を通してちゃんとひとつのショーになっていて、いわゆる「お教室」の発表会のレベルを超えていた。歌い手(大橋範子)もギター(小澤伸、鈴木淳弘)も素晴らしかった。

ところで一般に岩手県人は自己表現が下手だといわれている(それが、宣伝下手の原因でもある)。感情を表に出さないので、我慢強いとか控えめと評されもする。つまり、フラメンコの世界の対極にあるといっていい。そのせいか、フラメンコが目立って盛んというわけではない(もちろん、熱心な人たちはいるのだけれど)。

その点、お隣りの青森県には、しばしばフラメンコとの相似が指摘される津軽三味線があり(実際、高橋竹山はフラメンコ・ギターに感銘を受け、よく聴いていたという)、ユニークな手踊りがある(フラメンコでも手の動きや形がちゃんと意味を持っている)。つまり、感情表現が岩手より格段に豊かな青森(津軽地方)にはフラメンコが根付く風土があるような気がする。岩手県でフラメンコがどんなふうに根付いていくか、興味がある。

6月18日にはアウラフラメンカの発表会(盛岡劇場メインホール、無料)がある。発表会とはいえ、カラオケではなく、歌い手とギターがつくので(こういうところにとてもまっとうなこだわりを感じる)ぜひ行ってみたい。

2目と耳のライディング」に向井潤吉展(萬鉄五郎記念美術館)の感想を書きました。向井潤吉は日本の原風景である茅葺き屋根の民家を描きつづけた画家です。彼がどんな思いでそれらの作品を描いたのか。いろいろ考えさせられる展覧会でした。

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