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せばまるボキャブラリー

「~的には」という言い方がある。ぼくは使ったことがないし、使いたいと思わないし(語感が悪すぎる)、使えない。

初めて「僕的には~」を聞いたときは、墨滴を連想して吹きだしそうになった。もちろん、これは「僕としては~」という意味であり、吹きだすぼくのほうがズレているだけのこと。

ニュースで女性アナウンサーが「〇〇党首ならではのリップサーヴィスですね」などと言っているのを聞くとドキッとする。リップサーヴィスって、卑猥な言葉じゃないの?

いや、これは「方便」といったような意味で使っているわけで、卑猥な言葉を連想するぼくのほうがズレている。けれども、この言葉も使わないし、使いたくないし、使えない(もちろん、公然の場所では--だが)。

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お花見です

今日はこれから文化地層研究会のお花見。高橋智代表の手作り醤油ダンゴが楽しみ。 マイ箸、持った。マイ水筒(焼酎お湯割り用のお湯)持った。マイカップ、持った。よし!

あ、マイ焼酎を忘れるところだった。

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自転車で痩せた人

盛岡タイムスに月一回書いているコラム〈自転車びより〉第13回に、『自転車で痩せた人』(NHK生活人新書)のことなどを書いた。

5月は自転車月間なので、いろいろな雑誌で自転車を特集している。そんな一冊『PEN』におもしろい記事が出ていた。

ベルリン・フィルのオーボエ奏者クルストフ・ハルトマンがデザインした自転車のフレームが、ベルリンで人気らしい。その名も「パスクリ」(←19世紀の著名なオーボエ奏者アントニオ・パスクリからとった)。音楽一辺倒じゃないんですね。こういうユニークな人材がいるということが嬉しい。

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ジュンク堂

盛岡市大通2丁目に計画中の複合商業ビル「MOSS(盛岡大通ショッピングセンター&スクリーン)」(ダイエーの跡地ですね)に、大手書店のジュンク堂が入るかもしれないというニュースが盛岡タイムスに出ていた。

あのエリアには丸善(川徳デパート内)や老舗のさわや書店がある。それぞれが特色を出してくれれば、書店めぐりを楽しみのひとつにしている我々にとっては嬉しいのだが。

なお、MOSS(という名称になったんですね、知りませんでした)には、シネコンができる(経営は山形のフォーラム)。映画館通りにとっては脅威かもしれないが、中心市街地(大通り商店街、菜園、駅前)にとっては好材料だろう。郊外にできるよりはずっといいとぼくも思っている。

いずれにしても、「雨降って地かたまる」というのか「災い転じて福」というのか、ダイエー撤退のときは大騒ぎになったが、結果的には中心市街地活性化に向かって(ダイエーがあったころよりも)いい方向に動いているので期待できる。これも関係者の尽力のたまものだろう。

課題は、各商店街が(やはり)この好機を生かせるかどうか。交通問題も含めて、まちづくりの視点から新しい取り組みが必要だと思うのはぼくだけだろうか。

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ラ・クラ創刊

「大人のための北東北エリア・マガジン ra kra」が本日発売になった。
創刊号の特集はフレンチ&イタリアン。おしゃれで、おいしそうなお店がけっこうあるんですね。

いえ、ぼくは単に雇われて駄文を書いているだけですが(「走れ! 自転車探訪者」という題のエッセイで、水彩画も描いてます。立ち読みする人は102ページを開いてネ)、椎名誠さんのフォト・エッセイも載っています。

ご意見、ご批判(これが大事)、ご感想をお寄せください。ぼくから編集部にちゃんと伝えます。北東北のコンビニ、書店で420円で発売中です。

ついでに、今月末に発売される月刊「培倶人」、隔月刊「アウトライダー」にショートストリーを書いています(これらはレギャラーで書いていますので、よろしくネ)。発売中の「ホンダ・バイクス」では『スーバースーパーカブは地球を救う』の連載がはじまりました。

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盛岡にLRTを走らせたい

これまで勉強会をつづけてきた「盛岡にLRTを走らせ隊」が正式に発足した(盛岡タイムスの記事をご参照ください)。

これまでの勉強会の成果を踏まえ、山田線の活用という具体案を出している。IGRが青山、巣子に新駅を設置し、乗客を増やしている実績を見れば、山田線の下米内~盛岡間に新駅を設置することのメリットも当然予想できる。さらに自転車の持ち込みも可能になれば、利用者にとって便利だ。

駅の設置には行政の負担も大きいが、長期的な視野で都市交通の抜本的な構造再編に取り組むべきだろう。新交通システムがリードする形で、市民の意識改革を促していくことも大事だと思う。

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気ままにクラシック(NHK-FM)

このブログではしばしばNHK-FMのクラシック番組を取り上げるが、これはギタリストの鈴木大介さんがメインパーソナリティをつとめるリクエスト番組で、毎月第四日曜日の夜7時20分からの放送。4月からお相手が鈴木文子(すずきあやこ)さんに代わりました。同姓だが、夫婦ではないようです(言うまでもないか)。

鈴木文子さんは岩手出身で、冷麺が大好きなんだそうです。この番組では以前から岩手からのリクエストが読まれる確率が高かった(ような気がする)のですが、また縁が深まりました(と一方的に思う)。

クラシックのリクエスト番組は有名曲にかたまりがちなのだが、この番組は選曲がいいので飽きない。欲をいうなら、せっかく鈴木大介さんが出ていらっしゃるのだから、どんどんご自分の演奏を聴かせていただきたい。

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北海道絶景ロードセレクション

盛岡市在住の写真家のクマさんこと小原信好氏は、夏になると拠点を北海道に移す。我々オートバイ乗りの必需品である「ツーリングマップル北海道」を担当していることはよく知られている。ぼくの旅仲間(というよりも盟友と呼びたい)でもある。

これ↓はクマさんによる、北海道の絶景写真集だ。

北海道のガイドブックはたくさんあるが、これは「こころざし」がそもそも違う。北海道を愛してやまないライダー、クマさんの思いがこめられている。 旅心を誘う写真の数々をぜひご覧いただきたい。これで980円は超特価です。

これ↑が大好評で、時間をあけずして第2弾が出版された。

この写真集↓でクマさんの別の一面を観ることができ、一緒に旅を重ねてきたぼくも驚いている。もちろん、これは嬉しい驚きだ。

第1弾はオートバイのある風景という「くくり」があり、それが我々オートバイ乗りのココロを大いに刺激した。今回はその「くくり」をとっぱらった写真が多い。これがまた北海道を再発見させる写真ばかりなのだ。

第1弾を持っている方は黙っていても本書を買うだろう。本書を初めて手にとった方も、当然、第1第を買うに違いない。

それにしても、これで980円はやはりボーナス価格だ。

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インターネットが変えたライフスタイル

□寒いですね。今朝は六時半に起きて、自転車朝練のつもりでしたが、あまりの寒さに挫折しました(情けない)。桜の開花が遅れそうな予感がします。

□日経BP社が運営しているデジタルARENAにコラム(後編)が掲載されています。インターネットのおかげでぼくは盛岡に暮らしながら、作家としての仕事をしていけるわけですが、恩恵ばかりではないような--デジタルを語るのに最も相応しくないアナログ男の駄文をご笑覧ください。

■ここまで↑は朝に書いたのだが、昼ごろから急に春の陽気となり、いてもたってもいられず自転車で用足し。あえて緩い坂道の向こうに或る郵便局へ。
途中、チェーンが外れてしまった(珍しい)。もちろん、数十秒で直したが、手が油まみれになった。郵便物を差しだすぼくの手を見て、郵便局の窓口の女性の顔がひきつっていた。

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悲鳴

■先週、上京した際に東京国立近代美術館で開催中の「藤田嗣治展」を観た。その感想を「目と耳のライディング」第121回に書きました。「プラド美術館展」や「天台宗開宗1200年記念 特別展 最澄と天台の国宝展」などにも足を運び、大忙しの三日間だった。

■帰ってきたら、岩手ケーブルテレビの番組審議会、岩手朝日テレビ番組打ち合わせ&飲み会(ダハハ)、盛岡市行財政構造改革推進委員会、IBCテレビ「じゃじゃじゃTV」ワンコーナーのための収録(今週土曜日の午前10時55分前後から放送)、岩手めんこいテレビの番組審議会、コンサートやら締切り(ヒェ~~、間に合いそうにありません)やらでドタバタしている。

■市内の移動にはもっぱらビアンキを使っているが、「たった今、爆走しているところを目撃した。スピード出しすぎ!」とメールで注意を受けた。反省。

こんなに忙しいのにどうしてお金にならないの!

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ハチドリ計画

hachidori_2

ロハスについて書くと予告しておきながら、なかなか手をつけられないでいる。それは後回しにするとして、辻信一さん(おそらくロハスを日本で最初に紹介した方です)の「ハチドリ計画」を紹介したい。

森が燃えていました

森の生きものたちはわれ先にと逃げていきました

でもクリキンディという名のハチドリだけはいったりきたり
口ばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは火の上に落としていきます

動物たちがそれを見て
「そんなことをしていったい何になるんだ」
といって笑います

クリキンディはこう答えました
「私は私にできることをしているだけ」

(南アメリカの先住民に伝わるハチドリの物語)

この寓話を読んで、共感を覚えたら、ハチドリ計画の一員です。

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盛岡ブランド認証制度

このコラムでも何度か盛岡ブランドについて書いてきた。盛岡でつくられる食材、特産品、民芸品などについて意識を高める意味で、盛岡ブランドという取り組みには大いに興味を持っているし、また応援したいと思っている。

ただ、盛岡市が地域ブランド戦略として進める「盛岡特産品ブランド認証制度」(盛岡タイムスの記事をご参照ください)には違和感を覚えないでもない。これは「お上のお墨付き」のようで抵抗を感じてしまう。本来、ブランドとはそういうものではないだろう(たとえば環境に配慮した商品に認定証を発行するという制度ならわかるのだが)。

スローフード発祥の地イタリアはピエモンテ州にバローロという素晴らしいワインがある。少し前までは無名のワインだったバローロが、どのようなステップで世界の一流ブランドの仲間入りを果たしたのか。豊富な資金と人材が投じられたが、それを支えたのは「食はイタリアが世界に誇るアートである」というひとつの哲学だった。

その努力が世界のワイン好きに認められたわけで、決してイタリア政府やピエモンテ州から「お墨付き」をもらって世界にひろまったわけではない。

なんだか志が違いすぎるなあ。偏差値教育を受けてきた団塊の世代特有の「点数主義」がこんなところにまであらわれているような気がするのは、ぼくだけだろうか。認証を受けなければブランドとして認めないという風潮になったら、それもいやですね。

だいいち、「そんな認証など受けなくても、うちは盛岡ブランドとしてやっていける」という商店、生産者だって少なくないだろう。逆にいうと、「認証されなければブランドとして認知されない」程度のものが認証を求めるということになるかもしれない。

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愛用品 鉛筆

美術館や博物館では、ボールペンや万年筆などインクを用いる筆記具の使用が禁じられている。そんなこともあって、ぼくは鉛筆を持ち歩くことが多い。

261483_338767195 ←これはファーバーカステルカステル9000番パーフェクトペンシルだ。鉛筆はお尻に消しゴムのついたごく普通のものだが、キャップに鉛筆削りを内蔵しているスグレモノなのだ。

ちなみに、ファーバー・カステル社は鉛筆を六角形にした最初のメーカーだ。それまでは円筒形だったので、机から転がり落ちて不便だった。

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ちょっと息抜き

■先月末から今週末にかけて、4枚、4枚、3枚、3枚、5枚、7枚、10枚、7枚とエッセイばかり8本の〆切があり、どうにかあと2本を残すまでかたづけた(そのうち1本が、エッセイというより論文みたいなものなので、今週末がヤマだ)。

ずいぶん仕事をしているような気がするが、合計すると40枚少々でしかない。40枚の短編小説なら(筆の遅いぼくでも頑張れば)3日から4日で書ける。ところが、それぞれテーマの異なるエッセイだから、どう頑張っても10日はかかる(このうち1本は取材に出かけ、水彩画も描かなければならなかったし)。効率が悪いなあ。いや、しかし、依頼があるのはありがたいことです(と切実に思う)。

■そんなわけで、書き下ろしは後回しになり、遅れる一方だ。

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グレツキ:交響曲第3番

3月29日の夜のことだった。いつものようにNHK-FM放送のベストオブクラシックを聴いていた。デイヴィッド・アサートン指揮、BBCスコットランド交響楽団の演奏によるグレツキ:交響曲第3番Op.36「悲歌のシンフォニー」というプログラム。初めて聴く曲だ。めったに聴けない珍しい曲だし、それもライヴなのでエアチェック(死語ですね)をしていた。

弦の低音部が同じ旋律を繰り返し、ピアニシモからクレッシェンドしていく。
高音部の弦が加わって、大きなうねりをつくりつつ、盛り上がっていく。まるで編成の大きい弦楽合奏曲のようだ。

そして、これからというときに番組が中断され、Uアナの声が地震情報を告げた。以前は音楽番組がこういう情報などで中断されると、腹立たしく思ったものだ。今は違う。阪神大震災の後、地震(台風なども)の情報は迅速に、広く行なわれなければならないのを痛感したし、それが常識になった。

幸いUアナが伝える地震情報によれば地震規模は小さく、津波の心配もないとのことで安心し、グレツキのつづきを聴いた。

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W650の思い出 II

これはカワサキW650デビュー当時のカタログに寄せた文章です。カタログに使用したマシンは、ぼくのW650なので、リアキャリアなどが付いていますね。

 インターチェンジを下り、田園地帯を貫く県道をさらに北へと向かう。高速道路による長距離移動を何のストレスもなく消化したW650ではあるが、やはりカントリーロードこそ相応しい。レスポンスのいいスロットルを右手でコントロールしつつ、チェロの響きを想わせる排気音の変化を楽しむ。

W650294893_293321236  やがて道は山岳ワインディング・ロードとなり、ロングストローク・バーチカルツインの鼓動がいっきに高まる。フューエルタンクのニーグリップラバーを膝ではさみつけ、右に左にとリーンウイズで軽快にカーブをクリアしていく。W650に乗って最初に驚かされたのが、コーナリング性能の高さだった。コーナリングばかりでなく、W650はいい意味で予想を裏切る走りを味わわせてくれる。W650との旅の眼目は、このオートバイが持つ度量の深さを知る過程にあると言っていい。

 湖の近くにあるホテルに到着したのが夕方だった。ここの建物はとてもモダンでありながら、周辺のお寺や神社、それに森や湖ともマッチしている。W650をその前に停め、一歩下がって眺めた。少しも違和感がない。W650は超高層ビル群にもブナ原生林にも、うまく溶け込む。これらの事実は、一見、懐古趣味と受け取られがちなW650が、ひとつの普遍性に到達した造形であることを教えてくれる。

 思えば、並列二気筒のビッグバイクに新車で乗ることなど夢物語でしかないと諦めていたところにあらわれたのがW650だった。豊かな曲線を持つタンク、キャブトンタイプのマフラー、大経のタイヤ、そしてバーチカルツインのエンジン--これらがすっきりと、なおかつ重量車らしくまとまっているW650に僕は一目惚れをし、これに乗るために大型免許を取った。それは僕にとって年齢的にも仕事の面でもひとつの節目にあたり、これからの道を見極める時期に重なっていた。

 ある大作家が「小説家の仕事は創(う)むこと、考えること、学ぶことだ」と言っている。考えるとは自己を見つめることを含んでいる。精神の豊かさを生む創造的な日々は、これらを実践することによって約束される。断っておくと、創造的な日常とは何も小説や詩を書くことに限らない。明日への活力を感じつつ毎日を過ごすことができれば、それこそが創造的な日々なのである。

 道を見極めるにはがむしゃらに突っ走ってはならない。一歩下がって視野を広く持つことが肝要だ。創造的な日々を送り、精神の豊かさを追求する人にとって、W650はよき伴侶、よき相棒となってくれる。

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