自転車取り締まり強化の前に
自転車の悪質運転を減らすため、警視庁は5月に重点取り締まりを行なった。自転車の運転者にも罰金刑など刑事処分の対象となる交通切符(赤切符)による取り締まりを積極的に適用するよう全国の警察本部に通知したのだ。その結果、大阪府四条畷市内で警察官の再三の警告を無視して2人乗りを続けた高校1年生の男子(16)など33件を検挙したという。
また、無灯火や2人乗りに対して警察官が注意したうえで渡す指導警告票の交付は14万6877件で、昨年同期より3万2002件多かった。
5月の交通事故発生件数(自転車が関係したもの)は1万5181件で昨年より859件少なかったが、自転車乗車中の死者は65人で昨年より9人多かった。警視庁は「自転車の悪質運転は社会問題化しており、今後も厳しい姿勢で取り締まる」方針だという。
27日に開催した自転車ワークショップ(盛岡自転車会議主催・盛岡市後援)では、自転車に関する道路交通法について知らない人が多いことが明らかになりました。 違反した場合、自転車も軽車両なので、罰則罰金もけっこう重いのですが、それさえ認知されていません(盛岡タイムスに連載中の「自転車びより」にワークショップの感想を記しました)。
啓蒙・教育活動に力を入れず、取り締まりにだけ力を入れても根本的な解決策にならないと思います。
一方、盛岡タイムスの記事によると、盛岡西警察署では「自転車の盗難に遭った被害者が、困って自転車を盗難するケースが多い」ことから、被害者対策として自転車貸し出しをはじめた。警察は犯罪予防には消極的と思われがちだが、こういうユニークな試みは高く評価されていいと思う。
なお、盛岡自転車会議では関係機関と協力して、市内の学校などで「自転車に関する道路交通法」がどれだけ知られているか(あるいは、知られていないか)アンケート調査をする予定です。 これをもとに、どのような教育活動が必要か考えていきます。
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コメント
私の経験ですと、小学校では自転車についての指導はかなり丁寧に行われたと思います。校庭でテストをさせられたり自転車免許証を発行してもらったりして(笑
20年くらい前の話ですが、今でもやっているのかな?
高校生くらいになるとブレーキの効き具合のチェックしかされなかったです。しかも自転車の乗り方もかなり乱暴になってきますし、特に高校生に対しての啓蒙・教育は必要です。
駅裏の駐輪場を使っていますが、整理員のおじさんには本当に頭が下がります。毎日朝早くから黙々と作業されてます。
それにしても開運橋、旭橋方向からの駅裏へのアクセスは自転車では本当に辛いです。木伏の有料の地下駐輪場を避けて、駅裏の駐輪場に時間をかけて停めている人は多いと思いますので、市になんとかしてもらいたいところです。
投稿: logmorio | 2006年7月 2日 (日) 05時40分
高校生も学校ごとに表彰するなど、いろいろな試みがなされているのですが、効果が薄いようですね。
通勤通学路での現場指導がいいと思います(上田で個人的に実践されている方がいらっしゃると聞き、頭が下がります)。
投稿: 本人 | 2006年7月 2日 (日) 13時02分
自動車の免許を取る18歳くらいまでは学校教育の場で教えられているのではないかと思います。しかし、授業のカリキュラムではなく、児童生徒の通学の安全を考えての事でしょう。これをもっと積極的に考えて、「命を守る学習」と位置付けられないでしょうか。
学校で教えるのは教科の学習だけではなく、子供が命を自ら守る総合学習として「犯罪から身を守る」、「交通事故から身を守る」という教えも必要ではないでしょうか。最もこれらは親がやるべきことだと思うのですが、その辺はまた違う議論にななりますので止めます。
また、自動車の運転免許を持っていると思われる年代の自転車の運転が、交通法規に従っているかというと、街の様子を見ればわかりますよね。
別なところで書きましたが、アメリカで自転車の取締りを見た時はけっこう衝撃的でしたが、やはり今の日本でもやがてあのような光景がくり返されるのではないかと思います。
投稿: kuroneko | 2006年7月 3日 (月) 23時33分
自動車の免許を取る18歳くらいまでは学校教育の場で教えられているのではないかと思います。しかし、授業のカリキュラムではなく、児童生徒の通学の安全を考えての事でしょう。これをもっと積極的に考えて、「命を守る学習」と位置付けられないでしょうか。
学校で教えるのは教科の学習だけではなく、子供が命を自ら守る総合学習として「犯罪から身を守る」、「交通事故から身を守る」という教えも必要ではないでしょうか。最もこれらは親がやるべきことだと思うのですが、その辺はまた違う議論にななりますので止めます。
また、自動車の運転免許を持っていると思われる年代の自転車の運転が、交通法規に従っているかというと、街の様子を見ればわかりますよね。
別なところで書きましたが、アメリカで自転車の取締りを見た時はけっこう衝撃的でしたが、やはり今の日本でもやがてあのような光景がくり返されるのではないかと思います。
投稿: kuroneko | 2006年7月 3日 (月) 23時34分
kuronekoさん、どうもありがとうございます。
>「命を守る学習」と位置付けられないでしょうか。
同感です。が、それを実現するには何十年かかるかわかりません(教育要項の問題なので)。
盛岡自転車会議は自分たちでできることを実現し、ひろめていきたいと思っています。
投稿: 本人 | 2006年7月 4日 (火) 09時05分
こんにちは。先日はアポなしにもかかわらず、ワークショップに参加させて頂きありがとうございました。
自転車の長所をどう伸ばし、短所をどう克服していくか、たくさんの方の意見を聞けて参考になりました。その中でも教育や啓蒙の促進と罰則強化について、それぞれのスタンスが分かれたことは興味深いことでした。
マナーの悪さについて、主に高校生が例に挙げられていますが、すでに彼らも「乗車暦」十数年のベテランなんですよね・・・年齢は若くとも、小学生や幼児に対して指導する機会を与えるなど、「教えられる立場」から「教える立場」になってもらえれば世の中うまくいくんでしょうが、難しいかな・・・
投稿: taihao | 2006年7月15日 (土) 22時50分
taihaoさん、どうもありがとうございました。
高校生のマナー違反が目立つのは確かですが、彼らに「教える立場」であるべき大人たちも決して手本となる自転車マナーを身につけているわけではありません。
学校、地域、職場など重層的な取り組みが必要な理由です。
また、ぜひご参加いただければ嬉しいです。
投稿: 本人 | 2006年7月16日 (日) 08時24分