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去りゆく夏の日に(アラン・コープランド・シンガーズを聴く)

窓をあけていると、寒いくらいだ。あの猛暑が嘘のようだ。

夏の終わりになると、なぜかソフトな音楽を欲する。それも、どこか甘酸っぱい音楽を。

スポーツの後に甘酸っぱい飲み物が欲しくなるのと同じようなものかもしれない。

アラン・コープランド・シンガーズのCDを聴いている。ビーチ・ボーイズを思わせる男性コーラスだが、ビーチ・ボーイズがもろに夏向きなのに対して、こちらは過ぎ行く夏にぴったりのサウンドだ。

何もない、平凡な夏だった。でも、こういう音楽を聴くと、何か特別な夏だったような気分になる。

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デジタルな旅、アナログの道

デジタルARENA(日経BP社)に連載中の『デジタルな旅、アナログの道』第2回が公開されました。

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北東北エリアマガジン「ラクラ」9月号発売中

「ラクラ」vol.5では、萬鉄五郎記念美術館や寺山修司記念館など小さなミュージアムが、巻頭カラー特集で紹介されています。

好評の連載エッセイで、椎名誠さんは高校野球の岩手予選(宮古北vs盛岡南」)のことなどをお書きになっています。ぼくは弘前散策の後編として、津軽三味線のことを書いてます。

今月もますますクォリティの高いローカルマガジンに仕上がっています。ぜひ手にとってご覧ください。コンビニと大きな書店で扱っています。

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篠崎 史紀著『ルフトパウゼ―ウィーンの風に吹かれて』を読む

ぼくはNHK交響楽団のファンだ。岩手にいるのでコンサートにはなかなか行けないが、NHK-FMが放送する定期公演の生中継はほぼ欠かさず聴いている。

N響は特にストリングセクションが秀逸だと思う。

が、クラシックファンにそう言うと、怪訝な顔をされることが少なくない。クセがなくて、面白くないというのだ。ぼくの好きなストリングセクションのことも「水の味はその土地によって違う。でも、N響の弦はまるで蒸留水のように味気がない」という。ぼくはその蒸留水のようなサウンドが好きなのに、評価というのは人によってこうも変わる。

本書はそのN響をひっぱるコンサートマスター(第一ヴァイオリンの一番前の手前にいる方、演奏の前後に指揮者と握手を交わす人ですね)篠崎 史紀氏が書かれた本だ。

ここで「N響をひっぱる」と書いたが、冒頭、著者によってこの見方はあっさり覆される。では、コンサートマスターの役割は何なのか。それは本書を手にとってご覧いただきたい。

N響でのコンマスの役割を紹介しつつ、同僚が読むことを充分に意識し、発奮を促している。本音を垣間見ることができ、面白い。

指揮者について書いているところも興味深く読んだ。しかし、責任の違いか(性格の違いか)、同じN響のヴァイオリニストによる「ヴァイオリニストは肩が凝る」ほどの思い切りのよさはない。だが、それはこの本全体のトーンなので、欠点というわけではない。

モーツァルトの音楽とウィーンでの暮らしを書いたIII、IV章は音楽書として再読、再々読に値する。

ホール運営者の見識のなさなど、これまで再三指摘されてきたことが本書でも触れられているが、残念ながら、そういうマズい公共ホール運営者は決してこの種の本を手にとらないだろう。

ところで、著者は音楽監督のアシュケナージ氏を高く評価しているが、もう他の方に代わるという噂がある。

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宵やみサロン『僕らの岩手公園』

昨晩行なわれた宵やみサロン『僕らの岩手公園』は、会場から人があふれるほどの盛況でした(といっても、実は20人も入れば一杯になるところです)。

若い連中(って年寄り臭いから言いたくないけど、事実若いのだからしようがない)が「盛岡はいいまちだ。盛岡をもっといいまちにしたい」と行動をはじめていることは心強い。手伝えることがあれば、及ばずながら力になっていきたい。

今日は風が爽やかで、秋の気配がします。

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デジタルARENANAに新連載

01t デジタルARENA(日経BP社)に『デジタルな旅、アナログの道』第1回高速道路をひた走り、ロックを聴きに行く ~ ウドー・ミュージック・フェスティバルへの旅<1>が掲載されました。今週から週刊ペース(毎週火曜日)で更新します。

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宵やみサロン『僕らの岩手公園』のお知らせ

文化地層研究会(旧町名地図でお馴染み!)からのお知らせです。

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今月の『宵やみサロン』は、何かと話題の「岩手公園」がテーマです。
名称はともかく、今後の公園の活用策に興味のある方、当会も関わっている『盛岡城いしがき文化祭』の初発の発案者である、下玉利くんの話を聞きたい方、斎藤さんが対談形式でお話を引き出して下さいますので、ぜひ聞きに、そして話しに来て下さい。
高橋智代表による写真を使った「岩手公園バーチャルツアー」もあります。
岩手公園の何がスゴいのか、魅力の数々が明らかになるはず。
ぜひお越し下さい!!


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暮れゆく空と街の灯り 
城下もりおか『宵やみサロン』 第15回


タイトル:『僕らの岩手公園』


岩手公園のこと、でならつながれる!
街の真ん中が元気になるならがんばれる!


今年は岩手公園が開園して百年の年。たくさんの記念イベントが企画されています。そんな中、『盛岡城いしがき文化祭』と銘打ったイベントを企画した若者たちがいます。そして、彼らの話にはただの一過性のお祭りではない、これからの盛岡の街づくりも見据えたビジョンが感じられます。
岩手公園ってどんなとこ?盛岡城ってそんなにすごいの?そして盛岡にとってどんなところだったらいいと思う?そんな素朴な疑問から、私たちの岩手公園を語り合ってみましょう。


■ゲスト:
下玉利 元一 いしがき文化祭推進フォーラム代表
斎藤  純 作家・文化地層研究会会員


■盛岡城バーチャルガイド
高橋  智 文化地層研究会代表


■日時:平成18年8月24日(木)午後7時
■会場:葺手町『紅茶の店しゅん』  
■会費:1000円(ワンドリンク付き)
■主催:中ノ橋倶楽部/文化地層研究会
■お問合せ:019-623-3036(紅茶の店しゅん)


お待ちしております。

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あれま、ぼくは聴講するつもりだったのに、ゲストになってるゾ(笑)。

Sign_1 『黒澤箏合奏団 第33回演奏会』の感想をを聴く岩手めんこいテレビ公式サイトに連載中の「目と耳のライディング」に書きました。

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8月27日(日)は東銀座へ

いわてのいいもの発信プロジェクト“ロジデリ”からのお知らせ。

3回目となる次回の出店は、東銀座・歌舞伎座の向かいにある「いわて銀河プラザ」と決まりました!

とびきりおいしい採れたての野菜や地元でしか手に入らないお菓子など、選りすぐりのおいしいものをどーんと販売します。
みなさまぜひぜひお越しくださいませ!


 ■日時 8月27日(日)10:30~19:00
 ■場所 いわて銀河プラザ(歌舞伎座の向かい側)
     
http://www.pref.iwate.jp/~hp0401/
 ■出店内容
  ・夏野菜
   販売前日に収穫したものを現地午後発のクール便で直送!
   (キュウリ、トマト、ピーマン、ほうれん草、キャベツ、
    ナス、ミョウガ、ユウガオ、ニンジン、ニンニク…etc.)
  ・岩手のお菓子
   -昔懐かしいおばあちゃんの味・がんづき
   -盛岡では有名なコーヒー屋さんのシフォンケーキ
  ・福田パン!
   -盛岡出身者にはたまらなくなつかしい…ですよね?
 

他にもおいしい・楽しい・懐かしいものが盛りだくさんです!
ぜひぜひお友達連れでいらしてくださいね。

ロジデリとは--

太陽の光が降りそそぎ
涼しい風がさらりと吹きぬける いわて。

山・川・海の豊かな恵みを
神様から与えられた いわて。

みなさんは訪れたことがありますか?

ロジデリは
いわての露地(ロジ)で栽培された
新鮮な野菜をはじめ
ココロにもカラダにもやさしい食べものを
岩手から直接お届け(デリバリー)する
小さな小さなお店です。

路地裏(ロジウラ)にひっそりとあるのに
ついつい足を運んでしまうような そんなお店…

ロジデリの基本コンセプトは
「そのままがおいしいを いわてから」

本当においしいものは
そのままが一番おいしいことを(デリシャス)
私たちは知っています

ロジデリは
いわての豊かな恵みを
みなさんにちょっとだけおすそわけします。

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『 バイオリニストは肩が凝る―鶴我裕子のN響日記』を読む

NHK交響楽団の第一ヴァイオリン(舞台に向かって左側の手前2列ですね)に所属する鶴我裕子氏のエッセイ集。

久々に面白い音楽書を読んだ。
切れのいい文章で、オーケストラと指揮者の関係などが本音丸出しで書かれている。3箇所で泣き、19箇所で(声を出して)笑った。ニンマリは数えきれず 。
鶴我さんにはもっとたくさん書いていただき、第二弾、第三弾を上梓してほしい。

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森越康雄水彩画展

8月1日に第二画集『岩手なつかし 森越康雄水彩画集II』を上梓された森越康雄さんの個展の最終日に間に合った(ギャラリー川徳)。

森越さんの水彩画は、岩手のおだやかな自然を、素直に描いている。技量を誇ることもなく、また、誰かのスタイルの模倣でもない。繊細なタッチで、雄大な自然の透明な空気と静寂を、小さな画用紙(そのほとんどがF4号)に、みごとに封じ込めている。

一般に水彩画は「スケッチ」、「素描」とされ、作品として認められない風潮があるが(専門的には「資料」として扱われたりする)、古来、われわれ日本人は、油を用いない画材に親しんできた。水墨画や日本画の文化がそれだ。森越さんの画法は西洋の近代画法だが、その精神にはやはりそれが流れているように思っていた。

今回、掛け軸のような縦長の作品を見て、ぼくの直感が大きく外れていないことが確認できたようなな気がする。

幸い森越さんにお話をうかがうことができた。作品はどれも現場で描くそうだ。ずいぶん細かい筆遣いなので、アトリエで描いているとばかり思っていたから、驚いた(たいていは持ちかえって、アトリエで仕上げる)。だから、真冬の八幡平などでは「絵の具を解いた水が凍るので、お湯を使っています」と、おっしゃっていた。大変なこだわりが感じられる。

それにしても森越康雄さんは、(ご存じの方も多いと思うが)日教組の中央執行委員長という役職についておられる。よく絵を描く時間があるものだと思うが、「絵は私のアイデンティティですから」と照れくさそうに微笑された。シャープな発言で知られる日教組中央執行委員長とは別の顔である。

いつか実現させたいという夢もうかがった。ぼくも及ばずながらお手伝いできれば、と思った。

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〈浜藤の酒蔵〉保存

8日のブログに書いた件は、岩手日報、朝日新聞(岩手版)でも取り上げられた。WEB上で読める盛岡タイムスの記事(8/118/12)をどうぞ。

財源の確保が難しいのは周知のことだ。だが、文化遺産は長い年月によって築かれたものなので、お金に換算できないほどの価値がある。逆に言うなら、安い買い物なのだ。

あるいは「この苦しいご時世に」と思われる方もいるだろう。けれども、50年後、100年後の人々(我々の子孫)からは「あのとき残してくれたおかげです」と感謝されるに違いない。実際、我々はそういうものをいくつも目にし、利用しているばかりでなく、郷土の誇りとし、心の糧としてるではないか。

財源については、ナショナル・トラストのような市民と企業からの寄付で運営するシステムの導入などが考えられる。だが、これは整備に時間を要するので、管財人から「8月末までに」という期限が付けられている今回は間に合わない。

また、保存が決まった場合でも、今後の活用方法もいろいろと大きな課題となりそうだ。ぼくは、小規模に酒づくりをつづけ、それを財源の一部にすることもひとつの方法ではないかと思っているのだが、法的に難しそうな気もする。

いずれにしても、あそこを残せないようなら盛岡もおしまいだな、とぼくは思う。

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『誰も知らなかった英国流ウォーキングの秘密』を読む

いい本なのに、「英国かぶれ」風のタイトルで損をしている。著者は決して「英国礼賛」などしていない。学ぶべきところは学び、そうではないところでは首をかしげ、言うべきところではきっぱりと「嫌いだ」、「おかしい」とおっしゃる。

というわけで、フットパス(英国独特の遊歩道)の歩き方の入門書としてだけでなく、「歩く」ことを文化として捉え、日英独の比較文化論としても読める。

市街地や中間山村地の活性化へのヒントもこの本にはあると思った。

著者は写真も趣味にされているのに、写真が少ないのが残念だった。口絵カラーだけでなく、本文中にもモノクロでいいので、もっと写真がほしかった。

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「浜藤の酒蔵」残して 市民団体が盛岡市に取得を要望へ

新聞、テレビニュースなどで既報のとおり、ぼくが所属する文化地層研究会(代表高橋智)は「浜藤の酒蔵」残して 市民団体が盛岡市に取得を要望への声を上げました。

以下、要望文全文です。

当文化地層研究会は、 地域に埋もれた歴史や文化を掘り起こし、それらを活かした街づくりのため、盛岡市を中心に活動している市民団体です。

これまでに『城下盛岡旧町名探求地図』『盛岡 啄木・賢治「青春の記憶」探求地図』等の地図の発行のほか、「旧町名復活フォーラム」の開催、そして盛岡市八幡町の「い組番屋保存運動」などの活動を行って参りました。

また最近では盛岡城ガイドツアー等の協働イベントにおいて市当局の皆さんと共に活動させていただくなど、ご理解、ご協力を賜り感謝しております。

 この度、先頃破産した鉈屋町と仙北町にある「岩手川」の土地建物が、破産管財人によって売却されるという報道に接しました。私たちは、この「岩手川」の価値をただ土地の活用のみで計ろうとするのであれば、大変由々しき事と受け止めております。

 当会では「岩手川」について、かねてより盛岡が誇る歴史的まち並み景観の要となる重要な建造物として、機会を捉えては市民や来外者の方々にご紹介して参りました。「岩手川」は、県内随一の酒蔵を持ち、その酒造りの歴史は藩政時代から引き継がれて来たという他に代わるもののない、盛岡市にとって非常に貴重な財産です。特に歴史的まち並みの残る河南地区にあっては、なくてはならない建物であり、もはや市民の共有財産と言っても過言ではないものと考えます。

 盛岡市は過去にも旧第九十銀行や八幡町の番屋望楼などの歴史的価値を認め、適正に保存ならびに活用してきたという素晴らしい実績があります。ぜひ、この「岩手川」の建物の売却に際しても、これまでの盛岡市の歴史と文化を大切にする姿勢に鑑みて、取得保存をして頂きたく、ここに強く要望致します。

 盛岡市による取得、保存がなされることにより、私たち盛岡市民は百年先の子孫にも誇れる、そして彼らにきっと感謝されるであろう歴史的な宝を守り、引き継ぐ事ができます。
 ぜひ市長の早急かつ賢明なるご決断をお願い致したく、重ねてここに要望するものです

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コンサート・キャラバン2006

昨夏、小澤征爾&ムスティラフ・ロストロポーヴィチ率いるコンサート・キャラバンが岩手県内各地で感動的な演奏をしていったことはまだ記憶に新しい。
今年はその主要メンバー(小澤征爾選抜)による小編成の室内管弦楽団でキャラバンがおこなわれます。

演奏日時、会場は下記のとおり(もちろん、無料です)

13日--秋田、森のテラス(北秋田市)
14日--14:00子どもの森(奥中山)、17:00縄文公演(一戸町)
15日--10:30松尾中学校、16:00滝沢中学校、
16日--10:30石鳥谷中学校、14:00湯本中学校

〈曲目〉

メンデルスゾーン:弦楽のための交響曲
マルチェロ:オーボエ協奏曲
モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのためのデュオ 
バッハ:二つのヴァイオリンのための協奏曲 ほか

〈演奏者プロフィール〉
ヴァイオリン:田口美里(東京都交響楽団在籍/第3回日本クラシック音楽コンクール全国大会第1位)、菅谷史(桐朋学園大学音楽学部嘱託演奏員/第49、50回全日本学生音楽コンクール入選)、宇根京子(NHK交響楽団在籍/パガニーニ国際コンクール入賞)、山本翔平(江藤俊哉コンクール入賞)

ヴィオラ:斉藤 彩(桐朋学園出身/NHK交響楽団、サイトウキネンオーケストラなどで演奏)、木佐貫美保(全日本学生音楽コンクール入選/多摩フレッシュ音楽コンクール2位)

チェロ:宮坂拡志(NHK交響楽団チェロ奏者)  

コントラバス:稲川永示(桐朋学園在籍 NHK交響楽団契約楽員)

オーボエ:安原太武郎(第15回かながわ音楽コンクール管楽器部門1位/ドイツ・カールスルーエ音楽大学)

(なお、小澤征爾さん、ロストロポーヴィチさんは来ません。誤解なきよう念のため)。

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さんさでエコしよ!

盛岡自転車会議は、地球温暖化防止「チーム岩手」の一員として、さんさ踊りへの自転車による来場を促進するため、中津川河原に臨時駐輪場を設置しました。

場所:中津川河原 仮設駐輪場(上の橋~与の字橋、中の橋下付近、岩手公園)

二酸化炭素排出削減目標(国は6パーセント、岩手県は8パーセント)を設定したにもかからわず、今ひとつ及ばないのが現状です。また、さんさ踊り期間中は15トンもの二酸化炭素が排出されます。その分、どこかで抑制しないと「さんさ踊りは地球温暖化防止の敵」とされてしまいます。

4日間で2000台もの駐輪利用がありました(今までパレード会場周辺はそれだけの自転車があちこちに置かれていたわけですね)。

また、心配されていた放置自転車は一台もありませんでした。このことから、駐輪場を積極的に利用する方は自転車に関するモラルが高いとわかります。

これを機会に、日常の自動車利用の抑制(つまり、自転車や公共交通機関への乗り換えをする)について考えていただき、CO2排出量削減につなげていくことを目的としています。 もちろん、どうしても自動車でなければならない方もたくさんいるわけです。そういう方は家電製品のプラグを抜くなど、他の方法で二酸化炭素削減に取り組んでほしいと思います。

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穐吉敏子ソロピアノ・コンサートを聴く

昨夜は野村胡堂・あらえびす記念館でおこなわれた秋吉(本当は穐吉なんですが、旧字変換してくれないので、以下、申し訳ないが秋吉で失礼します)敏子ソロピアノのライヴに行ってきた。

開場が開演の一時間半前で、記念館前の芝生の上で食事サービス付きだったのを、スーパーカブを飛ばして開演ぎりぎりに到着したときに初めて知った。う~ん、惜しいことをした。

ステージに秋吉さんが登場していよいよというときに、なんと紫波町長のご挨拶という田舎風味たっぷりの演出で、さすがに会場も失笑を通りこして爆笑。ま、これもご愛嬌。藤原町長がご挨拶のなかで「秋吉先生」とおっしゃるたびに顔をしかめる秋吉さんでした。

秋吉さんの「子供のころに銭形平次を読んでいたので、ここで演奏できるは光栄です」というスピーチに大きな拍手。記念館館長も涙ぐんでいた(笑)。

「ロング・イエロー・ロード」(これ、ピアノソロで聴くとドヴュッシーの雰囲気がありますね)ではじまり、「リメンバリング・バド」、「リポーズ」、「フーズ・イン・ミラノ」などのオリジナルと、「星に願いを」、「オールド・デビル・ムーン」といったスタンダードをかなりご機嫌なようすで演奏。 ビッグバンドでの秋吉さんとソロピアノの秋吉さんはスタイルが違うのでおもしろいですね。

ルー・タバキンとのビッグバンドで、複雑なリズムや和音を駆使したジャズを極めた秋吉さんが、ソロピアノのときはご自分のルーツであるビバップスタイルのピアノを楽しげに弾かれる。そのシンプルかつオーソドックスなピアノは、今のぼくの好みには必ずしも一致しないのだが、こちらもジャズを聴きはじめたころに気持ちが戻って、とても楽しめた。

アンコールに広島からの依頼でつくった組曲の中から「ホープ」、「テンテン(まりと殿様)」で応え、1時間30分(+休憩15分)のライヴが終わった。 会場には関東・関西からもファンがいらしていたそうだ。

それにしても、秋吉さんはお若い。今年はデビュー60周年、渡米50周年の記念年だそうだが、見るたびに若返っていく(ナベサダさんもお若いので、この年代の人々は何か秘密があるのか)。 バンドを解散した秋吉さんは、現在、本格的にピアノソロに取り組んでいるが、最初に実現させたのは秋吉さんとは旧知の陸前高田ジョニーの照井マスターだった。照井さんが説得して盛岡で「何十年ぶりか」のソロコンサートをおこない、以後、本人も「やってみたら、意外におもしろい」というので打ち込むようになり、NYでも演奏している。

そういえば、ソロピアノを再開したころ、日本のジャズの大恩人である内田修先生(岡崎市のお医者さんだったので、先生と呼ばれています)が岩手に聴きにいらして、「ずいぶん、上手になった」とおっしゃったそうで、その話をしてくださった一関のジャズ喫茶ベイシーのマスター菅原さんも「あのときはマイッた。上には上がいるものです」と喜んでましたっけ。

なお、野村胡堂・あらえびす記念館で9月から開講する文章講座で、ぼくは講師をつとめることになっている。すでに定員の50名に達したので募集は締め切ったそうですが、いずれ改めてご報告する機会があると思う。

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