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穐吉敏子ソロピアノ・コンサートを聴く

昨夜は野村胡堂・あらえびす記念館でおこなわれた秋吉(本当は穐吉なんですが、旧字変換してくれないので、以下、申し訳ないが秋吉で失礼します)敏子ソロピアノのライヴに行ってきた。

開場が開演の一時間半前で、記念館前の芝生の上で食事サービス付きだったのを、スーパーカブを飛ばして開演ぎりぎりに到着したときに初めて知った。う~ん、惜しいことをした。

ステージに秋吉さんが登場していよいよというときに、なんと紫波町長のご挨拶という田舎風味たっぷりの演出で、さすがに会場も失笑を通りこして爆笑。ま、これもご愛嬌。藤原町長がご挨拶のなかで「秋吉先生」とおっしゃるたびに顔をしかめる秋吉さんでした。

秋吉さんの「子供のころに銭形平次を読んでいたので、ここで演奏できるは光栄です」というスピーチに大きな拍手。記念館館長も涙ぐんでいた(笑)。

「ロング・イエロー・ロード」(これ、ピアノソロで聴くとドヴュッシーの雰囲気がありますね)ではじまり、「リメンバリング・バド」、「リポーズ」、「フーズ・イン・ミラノ」などのオリジナルと、「星に願いを」、「オールド・デビル・ムーン」といったスタンダードをかなりご機嫌なようすで演奏。 ビッグバンドでの秋吉さんとソロピアノの秋吉さんはスタイルが違うのでおもしろいですね。

ルー・タバキンとのビッグバンドで、複雑なリズムや和音を駆使したジャズを極めた秋吉さんが、ソロピアノのときはご自分のルーツであるビバップスタイルのピアノを楽しげに弾かれる。そのシンプルかつオーソドックスなピアノは、今のぼくの好みには必ずしも一致しないのだが、こちらもジャズを聴きはじめたころに気持ちが戻って、とても楽しめた。

アンコールに広島からの依頼でつくった組曲の中から「ホープ」、「テンテン(まりと殿様)」で応え、1時間30分(+休憩15分)のライヴが終わった。 会場には関東・関西からもファンがいらしていたそうだ。

それにしても、秋吉さんはお若い。今年はデビュー60周年、渡米50周年の記念年だそうだが、見るたびに若返っていく(ナベサダさんもお若いので、この年代の人々は何か秘密があるのか)。 バンドを解散した秋吉さんは、現在、本格的にピアノソロに取り組んでいるが、最初に実現させたのは秋吉さんとは旧知の陸前高田ジョニーの照井マスターだった。照井さんが説得して盛岡で「何十年ぶりか」のソロコンサートをおこない、以後、本人も「やってみたら、意外におもしろい」というので打ち込むようになり、NYでも演奏している。

そういえば、ソロピアノを再開したころ、日本のジャズの大恩人である内田修先生(岡崎市のお医者さんだったので、先生と呼ばれています)が岩手に聴きにいらして、「ずいぶん、上手になった」とおっしゃったそうで、その話をしてくださった一関のジャズ喫茶ベイシーのマスター菅原さんも「あのときはマイッた。上には上がいるものです」と喜んでましたっけ。

なお、野村胡堂・あらえびす記念館で9月から開講する文章講座で、ぼくは講師をつとめることになっている。すでに定員の50名に達したので募集は締め切ったそうですが、いずれ改めてご報告する機会があると思う。

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