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中丸彩章水彩画展を観る

中丸彩章さん(37)の水彩画展「春から秋へ」に行ってきた(盛岡市本宮のカフェ・クリンゲンバウムで14日まで)。盛岡タイムスの紹介記事をご参照ください。

御所湖や岩手山など我々には馴染みの深い風景を描いた作品だ。絵のサイズが小さいことに驚いた。

柔らかい色調の絵にアクセントを与えている細い描線は0.1ミリくらいしかない。おそらく筆も1号か2号といった極細のものを用いているのではないだろうか(あるいは日本画の面相筆か)。にもかかわらず、窮屈な感じはしない。小さなサイズに細かく描きこんだ場合、せせこましい絵になりがちなのだが。これは、もって生まれた資質と言っていいのかもしれない。

縦10センチ、横25センチくらいの(記憶で書いているので確かな数値ではありません)横に長い作品も珍しかった。

先日の森越康雄水彩画展では厳しさのなかにどこか温かなものを感じさせる雪景色が印象的だったが、中丸さんはご自身が「山に残る雪と芽吹き始めた緑が、絶妙の対比をつくり出す」4月から5月ごろが好きだとおっしゃっているように、豊かな色彩感が特徴だ。といって決して派手ではなく、抑制の効いた色使いにセンスのよさを感じる。

ホワイトパステルと細いサインペンを用いた独自の画法は「絶妙の対比」を表現するために考案されたのだろう(さっそく真似をしてみよう)。最近取り組んでいるという町並みの作品もぜひ拝見したいと思った。

カフェ・クリンゲンバウムはオーディオが自慢でもあるのだが、この日はアンドレ・ギャニオンが流れていた。カナダ出身のこのピアニスト・作曲家の作品は岩手の風景によく似合うと思い、ぼくは20年以上前から愛聴している。岩手を描いた中丸さんの水彩画にも、やっぱりよく似合っていた。

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