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ふたりの巨匠

24日(火)は、青木十良(じゅうろう、と読みます。十番めのお子さんだそうです)チェロ・リサイタルを聴いてきた。91歳、おそらく世界で最高齢の現役チェリストといわれている。

この方、東京あたりではフジコ・ヘミング以来の大ブームになっていて、コンサートのチケットがなかなか手に入らないし、もともとコンサートの数も少ない。それが盛岡で聴けるのだから、幸せだ。

枯淡の味わい、円熟の境地……という先入観で行くと、みごとに(いい意味で)裏切られる。なにしろ、瑞々(みずみず)しい。

聴いていて、なぜか涙が溢れてきて、自分でも訳がわからず、大いに戸惑った。こんなことはめったにない。

どうしてだろう?

いろいろ考えていて、一関ベイシーのマスター菅原正二さんの言葉を思いだした。

「ジャズだろうとクラシックだろうと名手が奏でる楽器は哀しい響きがするものだよ」

今日の午後、青木十良さんによる放送大学公開講座がある。それと合わせて、いずれ「目と耳のライディング」に書こうと思っている。

昨日(25日)は緒形拳ひとり芝居「白野」を見た。こちらはグッと抑えた円熟の演技だった。

密度が濃いのに、アクの強さがない。まるで小川のせせらぎのような印象を与える芝居なのだ。これについても「目と耳のライディング」に書くつもりだ。

二晩、なんとか時間をやりくりして出かけた甲斐があった。

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