『ラビリンス』を聴く
スティングも好きだし、ダウランド(1563-1626)も好きなのに、この組み合わせは意外だった。しかし、聴いてみると意外でも何でもなく、むしろ何年も聴いてきたような親密さを覚えた。 ま、スティングは何をやってもスティングというアルバムでもある。
エディン・カラマーゾフのリュートも聴き応えがある。エディンとの苦い出会いを記したライナーノーツも秀逸(スティング自身が書いている)。
現代的な解釈(ロック的な--と言ってもいい)の演奏なので、クラシックファンや古楽ファンは白い目で見るかもしれない。この音楽の快楽を楽しめないのはかわいそうだが。
ダウランドについて改めて新音楽辞典 (人名)で調べてみると、イングランド人を自称していたが、アイルランド人説が有力だという。これでまたぼくのアイルランド熱のもとがひとつ増えた。ダウランドは当時の大流行作曲家であり、人気リュート奏者だった。彼の作品(と共に名声も)全ヨーロッパに及んでいた。つまり、ルネサンス期のスティングだと思えば、この組み合わせは的を射ている。
それにしても、クラシックの名門レーベルであるグラモフォンが、こういうチャレンジをしてくれるのは嬉しい。
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コメント
最初のだみ声で、うおぉぉぉ~。
ダウランドは、クラシックで、流行歌で、歌謡曲で、民謡であった。私は、そんな印象を受けました。
このCDのおかげで、初めて意識してスティングを聴いたし、ポリスとスティングの関係(?)が理解できたし、世界が広がりました。
投稿: ゆいす27 | 2006年11月 6日 (月) 23時49分
ゆいす27さん、どうも。
ぼくも音楽を聴くことで「世界が広がる」ことを体験してきました。
それにしても、このアルバムは秀逸です。アンプラグドのブリティッシュ・ロックアルバムとして聴いてもイケます。
投稿: 著者 | 2006年11月 8日 (水) 08時09分