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悪法とて法とはいえ

◎自転車の歩道通行容認へ=子どもの運転などに限定-来年法改正の方針・警察庁


 警察庁は30日、道交法で原則車道を通行するとしている自転車について、子どもが運転する場合や車道通行が危険な場合などに限り、歩道での通行を認める方向で来年通常国会での法改正を目指す方針を決めた。

 同庁の「自転車対策検討懇談会」(座長・岸田孝弥高崎経済大教授)が同日、自転車の安全利用促進に向けた対策を提言。これを踏まえ、同庁は地域の実情に合わせた環境整備や子どものヘルメット着用促進などの総合的な対策を推進する。


 提言は、自転車の保有台数の増加に比べ、専用の通行空間の整備は不十分と指摘。こうした中で、自転車に絡む事故が増加し、利用者のマナー違反への批判も高まっていると分析した。


 その上で、子どもや高齢者の利用、買い物目的などには車両としての迅速性は求められていないと判断。現在、各都道府県公安委員会の規制で通行を認めている歩道以外でも、ルールを明確にした上で、子どもの利用や車道通行が危険な場合は認められるとした。


 また、歩道上の自転車通行部分の指定やカラー舗装などについて、住民や警察、道路管理者らが協議し、環境を整備。頭部損傷による死亡事故が全体の約7割を占めることから、子どものヘルメット着用を促進し、小学生が中心の自転車安全教室は、通学での利用が多い中高生にも拡充する。


 自転車に対する昨年の指導警告が約113万件だったのに対し、交通切符による検挙は約300件にとどまるなど格差が大きいとして、将来的には中間的な制度の議論も必要とした。(了)

ひどい話だ。現在施行されている一部の歩道の自転車通行可能もその文言のなかに「これは暫定的な対策にすぎない」というただし書きがされているのに。そして、この安易な交通対策が自転車の左側通行の原則を大きく崩す要因となったのは誰もが認めるところだ。

上記の愚かしい提言が実施されれば、その子供たちが成長した後も歩道を堂々と走るだろうことは容易に想像できる。

自転車は軽車両であり、本来は車道を走るものであり、歩道を走らせているのは日本だけだということを改めて確認しておきたい。

それにしても、自転車対策検討懇談会の見識を疑わざるをえない。

なお、この問題を的確にまとめたブログ今日も自転車は走るにトラックバックさせていただいたので、ご参照いただきたい。

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コメント

日本という国で自転車を乗るのは難しいことのようです。
本屋に行くと自転車の雑誌(特に中高年を対象)があふれています。
なるほど自転車はケガも少なく高齢化社会のスポーツにピッタリ。
特に細いタイヤや足を固定するビンディングのペダルでスピードがでるロードバイクが人気のようです。

どこで乗るの?
時速30キロのロードバイクが歩道をビュンビュン走る日が来るのでしょうか。
車に積んで郊外を走りまた車で帰る。
そんな車+自転車の6輪生活を強いられるのかな。
エコな自転車乗るのに車が必要だなんて・・。


投稿: 博多のモモ | 2006年12月25日 (月) 16時12分

博多のモモさん>歩道も安全ではなくなっています。歩道上の事故が激増しているのに、さらに危険な状態にしようというのが今回の法案です。まったく、クルマの都合しか考えてません。

投稿: 著者 | 2006年12月26日 (火) 07時53分

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