ブナ派宣言
このブログで扱うカテゴリーに「ブナ派」というのがある。とっくに説明済と思っていたが、まだであった。アル中ハイマー進行中なので、すっかり忘れていた。以下、「ブナ派」宣言です。
東北と縄文文化を象徴する木がブナです。ブナは山毛欅とも書きますが、木偏に無とも書きます。木材として役に立たない事から「木で無い」というわけです。スギ、ヒノキなど成長が早く、お金になる針葉樹の人工林に転換(これは国の林業政策の大失敗のため、本来の価値を出せない無用の林地となっているところが多いが)するため、ブナ林は皆伐されつづけ、今では少なくなりました。
ところが、今や白神山地のブナ林は世界遺産です。
役に立たないと蔑まされ、かろんじられてきたブナに、ぼくは何となく親近感を覚えますし、ブナの木のノーブルな美しさにも惹かれます。
ところで、一関市のジャズ喫茶ベイシーは、音楽が空から電波で降ってくるこのご時世に、アナログレコードで極上のジャズを聴かせてくれます。昨年はオーディオ界のカリスマVIPと呼ばれるJBLの社長とデザイナーが訪れ、「JBLが目指すべき音がここにある」と感激していきました(これ、ホント)。
ベイシーのマスター菅原正二さんは「アナログを駆逐したCDが、もう危なくなってきた。それに比べて、アナログはしぶとく残っている(しかも、世界の超一流の「耳」を納得させている)。こうしてみると、勝った奴ってのは短いものだ。大切なのは負け残ることなのかもしれんよ」とおっしゃる。
大いに共感する。これはブナにも通じる。ブナは負け残った木だ。
ま、そんなこんなで、「ブナ派」を名乗ることにしました。何か共感していただけるものがあったら、「ブナ派」を名乗ってください。
戦前の「白樺派」じゃないですが、さまざまなジャンルにわたって、「ブナ派」同人がひろがっていけば楽しいと思います。
と申しましても、これといって何もしないのですが。
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「ブナ派」カテゴリの記事
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コメント
同感です。
「ブナ派」名乗らせていただきます。
そんな派閥の新年会もしなければなりませんね(笑)。
投稿: タカハシマサヒコ | 2007年1月11日 (木) 11時24分
ブナ派
なるほどただ数が多くなり主流になることを勝利とするのならば、バイクに乗り続けている僕らはそうではない者なのかもしれませんね。
ここ最近マスコミでもてはやされている「勝ち組」「負け組」という言葉にその浅はかさを感じてしまう僕なのですが、しっかり残ってゆくことが一番大事なのかもしれません。
ということでバイクに乗り続けていきます。
ほな
投稿: D | 2007年1月11日 (木) 11時51分
タカハシマサヒコさん>クマさんhttp://naviblog.mapple.net/touring/が旅から帰ってきたらセッティングします。
Dさん>ですね。乗りつづけていきましょう。
投稿: 斎藤純 | 2007年1月11日 (木) 12時48分
木自体は比べたりしている筈が無いのですが、人間様の都合で「木では無い」ときましたか・・・。
私もエリートには程遠い存在、雑草のような人生です。
コンプレックスの塊?かも知れません(笑)
「ぶな」は森の完成系といいますか、「王者」であったはずです。
王者のプライドを奮起させて、しかし、じっくりと生きていくんです。
ブナ派・・・・いいですね。心に刻みます。(使わせてもらう事も・笑)
時折訪問いたします、本年もよろしくお願いいたします。
*細君が「辛口のカクテルを」を本棚から見つけ読み始まりましたぁー。
投稿: romi | 2007年1月11日 (木) 16時58分
今年も斎藤純さんのブログを楽しみに、そして勉強しに来ます。
さて「不都合な真実」という映画、
当社(どことは言いません・・・笑)のHPに
この映画のリンクが貼ってあってずっと気にはなっていたんです。
純さんのブログでも紹介されたので慌ててチェックしました。
人間というものは見たくないものは見ない習性がありますし
本当に何とかならないかと思うばかりですね。
「ブナ派」・・・エコロジストよりは素敵な響きです。いいですね。
投稿: bikki | 2007年1月11日 (木) 18時49分
romiさん>「森の完成系」、まさにそうですね。専門用語では極相林(クライマックス)というそうです。ブナハって、なんか響きも間が抜けていて(シラカバハのようなシャープさがない)いいでしょう(自画自賛)。
bikkiさん>今年は「ダーウィンの悪夢」もあり、環境ドキュメの豊年になりそうです。が、こういう豊作は嬉しくないですね。ブナ派に賛同いただき、感謝。
投稿: 斎藤純 | 2007年1月11日 (木) 21時12分
ブナ派宣言、響くものがあります。私も名乗りたいと思います
白神山地のブナ林は、まだ訪れたことがありません。いつの日か、その懐に入りじかに感じてみたいものです。
沼田市の奥、玉原のブナ林は東京から近いこともあり良く出かけます。規模は小さいですが貴重なブナ林と思います。今のシーズン、クロスカントリーの板を履いて林の中を気ままに滑り歩くのが楽しみです。とにかくブナ林の佇まいは、一年中どんな季節も良いですね。白神以外の各地のブナ林もできうる限り残ってほしいものです。そのために、というのもナンですが、私もブナ林についてもっと知ろうと思います。
投稿: 江口 收 | 2007年1月11日 (木) 23時32分
江口さん、どうもありがとうございます。
各地のブナ林を訪ねていますが、玉原はまだ行ったことがありません。
ブナ林というと白神が有名ですが、岩手県内にもいいブナ林がいっぱいあります。人もいなくて、静かでとても気持ちがいいですよ。
投稿: 斎藤純 | 2007年1月12日 (金) 07時10分