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菅野義孝ライヴ

「このごろはクラシックばかりで、もうジャズは聴かないんだね」

そう言われることがあるけれど、そんなことはない。ただ、年齢のせいか好みがまた一段とキツくなってきて、ある程度の要求を満たしてくれるものじゃないとなかなか行く気がしないのだ。

もちろん、盛岡でおこなわれているジャズ・ライヴのレベルの高さはプロもアマも含めて折り紙付きと言っていい。ぼくのいう要求とは、そういうことではない。ま、単に出無精になってきたのかもしれないけど。

正月早々、お気に入りのギタリスト菅野義孝さんのライヴがスペイン倶楽部で開かれた。今回は盛岡の鈴木牧子(ピアノ)、下田耕平(ベース)、岩泉大司(ドラムス)との共演だった。郷里の東和町(正確には花巻市東和?)に里帰りしていたところ、盛岡のジャズメンたちが「せっかくだから、ライヴを」と急遽決まったらしい。この顔合わせでは昨夏も演奏している(残念ながら、ぼくはそれを聴いていないが)から、安心して聴くことができる。

「菅野義孝の音楽」については、「目と耳のライディング」第102回に書いた。この日もよくスィングする「ご機嫌な」(←この言葉、今ではジャズ界でしか使われなくなりました)演奏を聴かせてくれた。付け加えることはあまりないが、コードワークやフレージングをじっくり聴いていて、このギタリストの持ち味はもしかすると「シンプルさ」にあるのではないかと思った。

シンプルな音楽を追求していくと、「枯淡な演奏」に行きそうなものだが、菅野さんの場合、みずみずしさを満々とたたえている。そこが彼の持ち味なのではないかと思う。

今後の活動から目を放せない、ますます気になるミュージシャンではある。

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