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減クルマとは何か

今回、「減クルマでまちづくり」という活動を展開するにあたって、われわれ実行委員会は当初から「減クルマという言い方でいいのだろうか」と何度も話し合った。

一般的には脱クルマという言い方が主流だ(試しにAmazonで検索すると、脱クルマだとこれだけヒットするが、減クルマでは一冊もヒットしない)。しかし、脱クルマとは言い過ぎではないだろうか。地方都市で暮らすぼくたちはクルマなしで生活していくことはできない。

ぼくたちが目指しているのは、現在の過度なクルマ依存社会を見直し、別にクルマじゃなくてもいいシチュエーションではクルマを使わずに生活していこうというものだ。

その点では一致しても、「減クルマに代わる他の言い方はないものか」と考え続けた。クルマから他の交通機関(自転車、公共交通機関、ときとして馬車)に転換してもらうことが目的だから、「乗り換え」とか「シフト」といった言葉も出された。

結果的に減クルマに落ち着いたが、ここに至るまで慎重に話し合いを重ねたのは脱クルマという言葉に対する強いアレルギーをぼくたちは肌で感じとっていたからだ。

だから、ぼくたちは決して脱クルマとは言わないように細心の注意を払ってきた。実際、ぼくたちだってクルマの恩恵に大いに預かっているのだから。

11日のフォーラムで、この言葉を初めて聞いた方も少なくないかもしれない。これは盛岡発の新しい言葉であり、新しい主張なのだと言っていい。

ゲストの疋田智さんは、減クルマには減農薬や減塩と通じるものがあって、とても共感するとおっしゃってくれた。われわれ実行委員の思いが通じて、嬉しかった。

「減クルマでまちづくり」は一回ぽっきりのイベントではない。これからも、雨や雪の日だけクルマで通勤し、ふだんは自転車かバスで通勤するように呼びかけていくつもりだ。

また、盛岡自転車会議では自転車が走りやすいまちづくりを目指して、マナー向上のための活動と道路の点検を行なっていく。

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コメント

先日はありがとうございました。
「減クルマ」。良い言葉だと思います。
脱クルマが出来るのは、残念ながら大都会だけですね。実際、都内在住でクルマを保有していない友人は何人もいますが、地元では皆無です。
その時の状況に応じてクルマを含めた選択肢があること、それが減クルマへの一歩になるかと思います。

投稿: 小林麦酒 | 2007年3月17日 (土) 07時08分

先日はどうもありがとうございました。
実際に経験された「LRT生活」のお話は、視察団の報告とは異なり、利用者の視点なので身近に感じられました。
また何かのときはお願いしますね。

投稿: 斎藤純 | 2007年3月17日 (土) 09時00分

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