風は盛岡へ
今週の月曜日、新井満さんの新曲『ふるさとの山に向かいて』のレコーディングが、石川啄木記念館で行なわれた(盛岡タイムスの記事をご参照ください)。子供たちの歌声を聴いていると、なぜか涙が溢れてきてたまらなかった。
この曲はNHK-FMのラジオ深夜便でも毎日かかる。盛岡ブランドの大きなひとつになるような気がする。
同じ日、NHK朝の連続ドラマ『どんど晴れ』がはじまった。初回は最低視聴率を記録したそうだが、再放送を観たり、BSで観たりする人が増えているせいだろう。それに、この数値は関西・関東のものだ。岩手県では桁違いの視聴率を記録したに違いない。
ただ、放送を開始して間もないのに、もう「あそこがおかしい」とか「変な盛岡弁」という声が聞こえてきている。ま、それはそうだが、大きな目で見守ってあげるべきだろう。これはあくまでもドラマであって、リアルな盛岡を描くことは目的としていない。それは、『どんど晴れ』なんて、われわれモリオカンが使っていない(したがって、東京の方から「どういう意味なの?」と訊かれるたびに困惑する)造語をタイトルにしていることからも明らかだ。
ぼくはテレビをあまり観ないので、ドラマの出来については何とも言えないが、これをきっかけに盛岡の知名度が上がり、ブランド価値が高まることを期待している。
今年はしょっぱなに盛岡商業高校が全国高校サッカーで初優勝するという快挙でスタートしている。風は盛岡に吹いている。
そうそう、月刊『遊歩人』が盛岡を特集しているので、ぜひ手にとっていただきたい。書店以外でもパソコンで、あるいはオンデマンド で入手できる。
追記:東山堂書店から「1、000円以上お買い上げの方で、ご希望があれば無料でさしあげます」というお知らせがありました。全店で展開ですが、先着100名さまとのことです。
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コメント
モリオカンは批判精神で盛り上がるようなんだな〜。
「盛岡城跡公園」の愛称問題の時もそうでした。
でも批判は前向きなムーブメントになりにくい。
だから齋藤さんみたいに、大らかに明るく語りましょう。
それが無理なら明るく批判して、最後には「ん〜、でもなんか嬉しいよねっ。」と回りに聞こえるように一言つぶやいてみるとか。
投稿 おちゃもち | 2007年4月 5日 (木) 21時17分
というか(笑)、たかがテレビのことで騒ぐことがそもそもイヤなのです。
ロケ地に〈「どんど晴れ」撮影場所〉なんて看板が立つのもイヤですし。
投稿 斎藤純 | 2007年4月 5日 (木) 22時29分
盛岡が注目されることは、うれしいものです。NHKの連続ドラマの吸引力はたいしたもので、盛岡を訪れて、その魅力にふれる人々も増えることでしょう。
さて「どんとはれ」の意味合いですが、わたしが遠野を旅したとき、聞いた話です。
おばあちゃんがわら仕事をしながら、民話をこどもたちに話します。語り終わったおばあちゃんが立ち上がり、ひざまわりのわらくずをはらうさい「どんとはれ」といったとか。
少なくとも「めでたし、めでたし」の意味ではないようです。遠野の民話の多くは、悲劇ですもんね。
投稿 塩塚保 | 2007年4月 6日 (金) 14時01分
塩塚保さん、どうも。
『どんど晴れ』は「どんとはれ」をもとにしたNHKドラマの造語です。
以前はNHKサイドも「めでたし、めでたし」の意味ですと公開していましたが、指摘があり、削除訂正したようです。
「これでおしまい」ほどの意味ではないでしょうか。
遠野の語り部では、「どんとはれ」もさることながら、話しはじめの「むかぁし、あったずもな」のほうが印象的でした。
投稿 斎藤純 | 2007年4月 6日 (金) 14時17分
斎藤さん初めまして。「おしん」フィーバーを経験した山形出身で現在盛岡在住です。
あのびんぼくさくて暗いドラマがだいっきらいでした。当時まだ10代でしたからね・・・
40歳を過ぎた今の目で見てみると働く女性の一代記としてある程度共感を持ってみることができます。当時熱中して見ていた母親世代は「おしんかわいそう」という見方ではなく手に職を持ちたくましく生きていた彼女に勇気づけられていたのかなと今になって思いました。
まあ、山形といえば雪深い寒村のイメージが定着してしまったのは痛し痒しでしたけどね。
「どんど晴れ」が盛岡のイメージをどう描いていくのかによってはあまり嬉しくないものになってしまうかもしれないですね。とりあえず仲居さん達、あまりヒロインをいじめないでいただきたいです。
投稿 たくと | 2007年4月 6日 (金) 23時54分
たくとさん、どうもどうも。
そういえば、「おしん」ってのが、ありましたね。
ツーリング中に見かけたら、声をかけてください!
投稿 斎藤純 | 2007年4月 7日 (土) 14時02分