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負の遺産

オーロパーク(盛岡競馬場)に行ってきた。

連休中なので、さぞ混雑しているに違いないという予想は外れた(この程度の予想も外れるので、ギャンブルには向いていない。したがって、馬券を買ったこともない)。

今どきの公共施設にしては珍しく、館内はタバコの臭いが強い。一応禁煙エリアは設けてあるが、分煙とはほど遠い。外観は先進的な建物だが、一歩中に入れば……。

P5030086 このブールデルのブロンズ像も売りに出されているのだが、買い手がつかない。建物もそうだが、これも(語弊を恐れずに言うなら)猫に小判、豚に真珠。誰もがそう思っているのに、誰も言わない。

帰り際、オーロパーク向かいの雑木林をカモシカが三頭、駆けていくのが見えた。これこそ、岩手県が誇るべき財産だ。

間違った舵取りで遠回りをした分を、この先、どうやって縮めるか。まず、まっさきにやるべきことは責任の所在を明らかにすること。そのためにも、知事が競馬組合のトップを兼ねている現在のシステムは改めなければなるまい。

「改革しますので、融資してください」と頼む側のトップと「わかりました、融資しましょう」と許す側のトップが同じ人間だなんて、世間の常識から逸脱している。

ところで競馬擁護派はしばしば「岩手の馬文化」ということを口にする。

しかし、競馬はもともとイギリスから持ってきたものだ。岩手県が誇る南部駒の歴史文化とは関係がない。「軽々しく『岩手の馬文化』などと言ってもらいたくない」とは毎年チャグチャグ馬コに馬を出している方の言葉だ。

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地域」カテゴリの記事

コメント

岩手と静岡の文化の違いを時々発見できるので、面白く読ませてもらっています。
今日の記事の中で、チャグチャグ馬コに馬を出している、という表現があるんですが、これってどういう意味なんでしょうか。
自分で飼っている馬を出す?
花火にスポンサーを出すように、お金を出す?
どんな感じか教えてもらえたらうれしいです。
気になってます・・・

投稿: dunkel | 2007年5月 3日 (木) 17時20分

dunkelさん、どうも。
チャグチャグ馬コは、自分で飼っている馬を出すのです。昔は農家が馬を出していましたが、現在はチャグチャグ馬コのために農家以外でも馬を飼っていらっしゃるところがあります。
地域の文化を守るというのは、それはそれは大変なことだと教えられます。

投稿: 斎藤純 | 2007年5月 3日 (木) 19時24分

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