『今宵、フィッツジェラルド劇場で』を観る
『今宵、フィッツジェラルド劇場で』を観た。
ロバート・アルトマン監督は自分の死期を悟っていたのだろうか。そうとしか思えないような、あまりに暗示的な遺作。
エドワード・ホッパーの〈ナイト・ホークス〉を想わせる食堂のシーンから、いかにもアメリカ人が好きそうなファンタジーがはじまる。探偵の名前がガイ・ノワールというのもニヤリとさせる。(ガイはタフガイ、ノワールはフィルムノワールやセリノワールからとっている)。
物語はファンタジーだけれど、音楽(カントリー&ウェスタン)は徹底したリアリズムに貫かれている。この映画がゆるまず、最後まで「みせる」のは、その音楽に支えられているからだ。
ついでに、ヴァージニア・マドセンの声がマドンナに似ている(彼女は歌うシーンはないので、話し声です)ことを発見した。そういえば、顔も似ているかもしれない。
それにしても、昨年から今年にかけて音楽映画が豊作だ。
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