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岩手日報の潮流

たまっていた新聞の切り抜きを読んでいたら、とんでもない記事を見つけた。岩手日報の「潮流」に温暖化の行方、正負の両面というタイトルで(司)という匿名氏が書いた記事だ。(司)氏は、「温暖化で、極寒の不毛地帯が将来、緑豊かな大地に生まれ変わるかもしれない」と気候変動を一部好意的に受け止めたうえで、「気候変動が人間生活や自然に与える影響については正負の両面がある。目先の政治効果や、やみくもの環境保護至上主義から一歩距離を置いた冷静な議論が必要だろう」と結論づけている。

いろいろな意見が新聞紙面を賑わすのは賛成だが、これはあまりに稚拙な内容で驚いた。数千年あるいは数万年かかっての気候変化と、わずか数百年での気候変化の「ことの重大性」ひいては「危険性」は、ぼくのような素人にもわかる。

(司)氏の視点は人間の都合に偏っていて、生態系(地球全体と言ってもいい)での広い視野に欠けている。

(司)氏は「問題は、高みからの茶番見物を人類に許さないほど、温暖化の危機が切迫しているのかどうかだ。」と書いているが、問題は(司)氏の認識不足にあるような気がしてならない。この匿名記事を掲載した岩手日報は、論説でこれまで何度も地球温暖化防止を取り上げ、県民あげての取り組みを訴えてきたことも忘れてはならない。だいいち、(司)氏のいう冷静な議論をおこなっている機関がIPCCなのだが、これを「やみくもの環境保護至上主義」とは。

この記事に対して、岩手県地球温暖化防止活動推進センター は黙っているつもりだろうか。

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