紅葉の三ツ石 トレッキングツアー
7月に岩手山に登った。実は初めてである。
岩手山に登ったことがないと言うと「斎藤純ともあろうものが」とからかわれたり、白い目で見られたりしつづけてきた。ようやく実現したが……。
曇天、ガスのなかを彷徨うような岩手山登山だった。
あいにく頂上に立っても視界はひらけなかなかったが、われわれヘッポコ登山隊(遭難予備軍と目された13名)は、心の目で眼下にひろがる雄大な景色を眺めた。
頂上付近の気温は15度で寒かった。ぼくはコッヘルとガスストーブ、カップうどんを持参したので、おにぎりと一緒においしくいただいた。山小屋では350円(もちろん、お湯付き)で販売していた。
いやあ、岩手山を甘く見ていた。年輩の方々が平気な顔で「岩手山に登ってきた」とおっしゃるのをしばしば見聞きしているから、楽な山なんだろうと勝手に想像していた。
実際はヘヴィだった。
盛岡から見るおだやかな稜線からは想像がつかないような急斜面、岩場を登る。しかも距離が長い(2000メートル級の山なのだから、当然なのかもしれないが)。
馬返し登山口を午前6時に出発して、山頂に着いたのは午前11時。下山して馬返しに着いたのが午後5時。休憩を多くとったものの、こんなに長時間かかるとは。
眺望のない登山ほど禁欲的というか修行的というか、楽しみのない行為もほかにあるまい。それだけに、頂上付近一帯に咲くコマクサ
の美しさには心打たれた。植物を見て、涙が溢れてきたことなんて初めての経験だ(写真はピカサで)。
で、岩手山登山後しばらくは「もうこりごりだ」と思っていたが、8月初旬に秋田駒ヶ岳(情報1、2
)
に登ってきた。
快晴で湿度も少なく、ときおり爽やかな風が吹くという好条件の登山となった。
登山といっても、八合目駐車場までバス(田沢湖駅から1000円、これはお得)だから、ハイキングといった感じ。
阿弥陀池周辺を歩いて八合目駐車場に戻るのが一般的なコースだが、我々(ぼくと妻)は国見温泉まで縦走(?)して、一風呂あびた。ここにはペット専用風呂があり、犬たちで賑わっていた。
ここでタクシーを呼んでもらおうとしたら、盛岡に帰る従業員がいるので乗せていってくださるというではないか。ありがたく同乗させていただくことにした。世の中、まだまだ捨てたものではないな、と思う。
なお、登山の本には国見温泉から八合目駐車場に向かう登山ルートが紹介されているが、かなりの健脚向きですね。下るだけでもけっこう大変だった(写真はピカサで)。
秋田駒ヶ岳の教え。「楽な登山は楽しい」
登山にはなるべくクルマ(自家用車)ではなく、公共交通機関を利用したいと思っているのだが、なかなかなくて不便だ。結局、ツアーに頼らざるを得ない。
雫石町観光協会が、この秋、三つ石トレッキングツアーを実施する。さっそく申し込んだ。
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コメント
僕も以前岩手山に登りました。途中までクルマでいけるのだろうと思っていたら、歩き始めてしばらくしてから一合目の看板があってちょっとあせりました。
山頂からは御来光が見られたのですが、自分には登山は向かないとさとった思い出の山です。山は見てるほうが好きです。
投稿: まるよ | 2008年8月21日 (木) 09時15分
まるよさん>実は同じメンバーで秋に「晴れた岩手山に登ろう」企画が浮上中です。懲りない面々というべきか(笑)。
投稿: 斎藤純 | 2008年8月21日 (木) 09時39分