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『まちがいだらけの自転車えらび』を読む

これは思想書と言っていい。しかも、原理主義者によって書かれた思想書である。さらにもっと言うならば、一神教の原理主義者である(これがいかに厄介であるか、わかる人にはわかるだろう)。

本書から得るべきものは実に多い。
これを読みながら、ぼくは一関ベイシーの菅原正二氏の名著『一関ベイシーの選択』を随所で思いだした。菅原さんの本はオーディオとジャズを語った本でありながら、実際に「哲学書」のコーナーに並べられたことがあったそうだが、本書は残念ながらその域までには達していない。もちろん、そこまで求めるほうが無理というものかもしれないが。

A○azonのレビューには、理解力の乏しさと知性のレベルを自ら公言して恥じない類のものが散見される。
しかし、それが世の趨勢というものだろう。著者には「作家は読者を選べない」という名言を贈りたい。

それにしても、タイトルが悪い。徳大寺有恒氏のかつてのベストセラー『間違いだらけのクルマ選び』とは似て非なる内容だ。これは『幸福な自転車乗り』にするべきだった。著者の説く「幸福」が必ずしも一般的な意味での幸福ではないとしても。

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