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トラブル・カフェ・シアター観劇

トラブル・カフェ・シアター第8回公演『小津の國の妖術師』(盛岡劇場タウンホール、10月12日午後2時開演)を観た。

脚本がよかった。伝奇もののパターンを踏襲しているのだが、二転三転する骨太のストーリーに、恋愛、友情、兄弟間の感情のすれちがいなどが巧みに盛り込まれている。
もちろん、この劇団ならではのチャンバラもたっぷり。つまり、巧みな脚本をちゃんと演じる役者がいるということで、これもまた凄いことだ。

この芝居では、役者がいくつものキャラクターを演じ分けなければならない。それも見どころのひとつだった(人間よりも、「あやかし」になったときのほうが鬼気せまるものがあったのはなぜか?)。
早乙女貢、都筑道夫、横溝正史らの伝奇小説を目の当たりにしているようで楽しかった。

実は二カ所ほど涙が込み上げてくるところがあった。剣を交えながら「おまえに殺してほしい」「いや、俺には斬れない」というシーンだ。そして、ラスト。剣劇で泣かせるとは恐れ入りました。
なかほどに「ここはカットしてもいいな」と思うシーンもあったが。

ぼくが観たのは三回公演のうちの一回目だったせいか、動きに少しきごちないところがあった。おそらく、二回目以降は修正されたに違いない。
チャンバラは「動きの速さ」を重視するあまり、小さくなりがちだった。スピードを抑えて、もっと大きく見せるようにしたほうがいいだろう。

本を書き、難しい役で出演もしている鬼才遠藤雄史さんに拍手を送りたい。獅子丸役の福士春彦さんはまるでこの脚本のための役者のように思えた。高崎 美絵さん演じたクールな剣士の鉄も印象深かった(チャン・イーモウ監督で映画化するなら、マギー・チャンが演じるだろう)。

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