昨夜はAuraのコンサート。
いやあ、CDで聴いているだけではやっぱり本当のところはわからないものです……常々、そのように公言しているぼくでさえ、昨日はマイった。いいグループであることはわかっていたつもりだったが、思っていた以上に素晴しいグループだった。
伴奏なしのア・カペラは別に珍しくない。彼女たちは、一味もふた味も違う。クラシックの名曲にラテン語、フランス語、イタリア語の詩を引用して歌詞にして歌う。
その曲が並大抵のことでは歌えそうにない曲ばかり。バッハの小フーガト短調とか、ヴィヴァルディの『四季』からの「春」、チャイコフスキーの『くるみ割り人形』からの「花のワルツ」なんて、ちょっと信じられないような演奏だった。
もちろん、技巧だけのグループではない。シューベルトの「アヴェ・マリア」では涙が溢れてきて、我ながらいったいどうしたことか、と慌ててしまった。
終演後、彼女たちが所属するトエラの社長/プロデューサーの岸さん、メンバーの二人と一緒に冷麺を食べた。
岸さんはEPICソニー時代に、上々颱風を手がけた方で、ぼくは二十年来のお付き合い。十年ぶりくらいでお会いしたので積もる話もあり、ぼくとしては珍しく日付が変わるまで飲んでしまった。
まだデビューしたばかりで知名度は高くないにもかかわらず、マリオス小ホールはほぼ満席。はじめのうちは「なんだか反応が今ひとつなので、受けているのかどうかわからなかった」が、曲が終わるごとに拍手に熱がこもってくるのがわかり、「盛岡の聴衆に、自分たちの力を引き出してもらった」と、とても満足そうだった。きっとまた盛岡にいらしてくれるに違いない。
昨日、聞き逃した方は、そのときにぜひ。
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