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『ジャンゴ・ラインハルトの伝説』を読む

久々に興奮して読み終えた。
ジャンゴ・ラインハルトに関して、これまでは断片的な知識しか得ることができなかった。もどかしさのあまり、洋書を購入したが、私の語学力では……。
そんな私にとっては天の恵みのような本だった。

歴史的なジャズ・ミュージシャンとの交流(とセッション)もさることながら、オスカー・アレマンやフェレ兄弟などジャンゴ・ラインハルト派の緒ギタリストに関する記述も嬉しい。ジョセフィン・ベイカー、ボリス・ヴィアンなど目がくらむような交流も描かれている。
また、ジャンゴが熱心に絵を描いていたことは本書で初めて知った。 ただ、その絵が一点も紹介されていないのは残念(残っていないのかもしれない)。ディスコグラフィーが見にくいのも惜しい。

訳文はこなれていて読みやすい。大いに評価したい(訳者はこの本によって初めてジャンゴを知ったそうだが)。重箱の隅をつっつくようではあるけれど、訳注には首をかしげるものがあったし(たとえば、「クーペ」についての訳注)、校正ミスが数カ所あった(「興行おも」とあるのは、おそらく「興行主」のことだろう)。

ジャンゴの生涯はもちろんのこと、パリのジャズ受容史もわかる。ジャンゴ・ファンならずとも、待ち望んでいた一冊と言っていいだろう。

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コメント

ジャンゴの絵画はここに公開されてますっけ。
http://www.djangomontreal.com/doc/Painting.htm

投稿: フォッフォ | 2009年3月26日 (木) 23時23分

フォッフォさん>情報多謝。

投稿: 斎藤純 | 2009年3月27日 (金) 07時01分

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