以下、朝日新聞岩手版2009年04月11日朝刊から
自転車利用者や歩行者の安全確保のため、盛岡市が中心市街地に自転車走行レーンを昨年設置したところ、歩道を走る自転車が大幅に減る効果があった。自転車利用を促す条例の施行から1年。盛岡市は今年もレーン設置個所を増やす方針だ。
市は08年4月、渋滞緩和や二酸化炭素排出削減を目指し、住民や通勤、通学者に自転車を活用してもらおうと「自転車条例」を施行した。
事故防止策として自転車と歩行者を分離するため、盛岡城跡公園周辺の市道2カ所(計740メートル)で、路肩に青色の塗装を施すなど約700万円かけて自転車レーンを設けた。設置の前後に自転車走行の実態を調査し、結果を先月まとめた。
歩道上を走る自転車台数を比較したところ、設置前は1日あたりの通行台数4543台のうち、1956台と43%が歩道を走行していたが、設置後には3966台中1174台で30%まで減った。
またレーン設置前には、駐車などのため路肩に進入する自動車が1日に1627台あったのが、171台と約1割に激減した。
調査を実施した市交通政策課の古山裕康課長は「自転車の走行環境が改善し、同時に歩行者の安全性向上にも効果があった」と説明する。
市は今後も自転車レーンを拡張する予定。盛岡駅前と盛南地区を結ぶ盛南大橋を含む約1300メートルの区間には、今夏をめどに、自転車と歩行者を分離するラインを引く。
レーンは進行方向の左側を走るよう決められているが、右側を逆走する自転車も見られる。古山課長は「ルールは守って」と呼びかけている。
カラーリングだけで上記のような効果があるのだから、費用対効果の面からみても特筆すべき施策だと言っていい。
最近のコメント