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『NINE』を観る

墓場まで持っていきたい映画が一本増えた。 ブロードウェイミュージカルを映画化した『NINE』で、フェリーニの『8 1/2』を下敷きにしている。

フェリーニを知らない方も楽しめる作品だが、少なくとも『8 1/2』と『フェリーニのローマ』くらいは観ておいたほうがより楽しめるだろう。

ダニエル・デイ・ルイスのグイドは、(グイドといえばマルチェロ・マストロヤンニのイメージが植えつけられているせいか)最初はちょっと違和感を覚えた。もう少し軽妙さと、陰り(暗さではない)がほしい。ジョージ・クルーニーのほうがマストロヤンニに近いか。
しかし、映画が終わるころにはそれも気にならなくなっていた。それどころか、ラストシーンでは不覚にも涙してしまった。

ジュディ・デンチ(ボンドの上司のMですな)が素晴らしい。ソフィア・ローレンにはスタンディング・オベーションを!
ニコール・キッドマンがただただ美しい。

ついでながら、フェリーニがいなかったら、映画界はずいぶんつまらないものになっていただろう。私は決してフェリーニのマニアではないが、ショー ン・コネリー時代の007シリーズと共に、いつも心の拠り所にしてきた。
「フェリーニと007なんて合わないよな」と内心で思っていたところ、フェリーニがあるインタビューで007が好きだと答えているのを目にし、ますますフェリーニが好きになった。

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