英国近代音楽は北東北によく似合う
うちが裕福だったディーリアスは、明日の糧の心配をすることなく、隠遁生活を送りながら創作に打ち込んだ。そういう環境でなければ生まれない音楽もある。
心がささくれだったときに、静かに慰めてくれる。悲しいときは共に悲しんでくれる。
後世の映画音楽がディーリアスから多くのものを受け取っている(つまり、パクった)ことが、このオムニバスだけでもわかる。
ディーリアスに限らず、英国近代音楽(両親がドイツ人で、アメリカで作曲活動をしたディーリアスを英国の作曲家と位置づけるのは多少問題があるかもしれないが、私には極めて英国的な作風に聴こえる)は北東北の風景を連想させる。うだるような夏の日の午後にこれを聴くと、爽やかな風が吹き抜けて、涼しげな心地になる。
| 固定リンク
「クラシック」カテゴリの記事
- 石神の丘から(2014.05.13)
- ヴァインベルクを聴く(2014.04.30)
- 日々の糧(クラシック編)(2014.04.24)
- 伊福部昭生誕100年(2014.01.17)
- 『フーガの技法』を聴く(2013.12.29)
この記事へのコメントは終了しました。


コメント