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東西冷戦ものを読む

このところ、東西冷戦ものの映画を観たり、本を読んだりしている。
歴史音痴なので、ざっとおさらいをしようと思い、コンパクトな本書をまず読んだ。正解だった。
1989年の東欧革命の現場にいた著者が、臨場感あふれる解説をしている。 重要なのは、東欧革命から2、3年しか経っていないときに書かれていることだ。つまり、まだ「歴史的な判断」がなされる前だし、革命後のごたごたもおさまっていない(ことにルーマニアについては、渦中の時期だったと言っていいかもしれない)。
アウトラインはわかったので、これから大著『東欧革命1989 ソ連帝国の崩壊』(ヴィクター・セベスチャン)を読もうと思う。

次にフィクションを。

『寒い国から帰ってきたスパイ』。私が持っている本の奥付を見ると昭和53年5月発行とある。出てすぐに読んだのだ(この本は決して捨てないで持っていようと思った)。

ところどころ憶えている程度で、ほとんど忘れていた。私は読み終えると、片っ端から忘れてしまうのだ(老人力か!)。結末を憶えていないのは幸いだった。

が、最後のページにきて、思い出した。 「よせ!」とリーマス(主人公。ジョン・スマイリーのシリーズなのだが、本書にはスマイリーがあまり登場しない)に心の中で叫んでいた。わかっているだけに最後のページをめくるのがつらかった。重量級のエスピオナージュだ。

もう少し軽いものが読みたくなって、『冷戦交換ゲーム』をひらいた。

これはおもしろい! 人物描写もアクションシーンもうまい。 ル・カレほど深刻ではないが、キルマスター・シリーズ(60年代)ほど軽くはない。

ただ、時代背景をまったく知らない世代には、若干説明不足かもしれない。が、これは作者のせいではない。

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