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岩合光昭写真展「ねこ」~萬鉄五郎素描展

■昨日は栗駒山へ登り、須川温泉に入ってくる予定だったが、天気がよくないので中止。三カ月以上前から決めていたのに残念だ。
妻のリクエストで岩合光昭「ねこ」写真展を見に秋田県立近代美術館(横手市)へ。いや、もうただただ可愛くて可愛くて、半ば気絶しながら観てきた。

■帰路、花巻市東和をまわる。萬鉄五郎記念美術館で開催中の萬鉄五郎素描展を観る。

東京美術学校時代(教師は黒田清輝)の石膏デッサンは意外にも凡庸。平澤学芸員によると、「石膏デッサンに気乗りがしなくて、いやいや描いていたのかもしれないし、当時は教師の指導があの程度だった可能性もある」とのこと。
ただ、人物デッサンになると、とたんに活き活きして本領を発揮する。これも不思議。

萬鉄五郎の卒業制作は「裸体美人」(重要文化財)だが、準備を進めていたのはこの作品ではなく、「女学生群像」だった。その制作過程を示す、たくさんのデッサンが展示されていた。これを観るのは初めてだ。所蔵先である岩手県立美術館でも展示されたことはない。 黒田清輝が「昔語り」(焼失)を描くために多くのデッサンを残したことはよく知られている。萬は先生の黒田ばりにアカデミックな姿勢で制作に取り組んでいたわけだ。

ところが、「女学生群像」は頓挫し、アカデミックとは対極の「裸体美人」を描く。この急展開がまた不思議で興味深い。
萬がそれ以前からアカデミックとは異なる「妙な絵」をアブサン会に出品していたことが記録に残っているものの、残念ながら該当作品は見つかっていないと平澤学芸員から教わった。
今回の素描展で新たにわかったことがたくさんあるそうだが、萬にはまだまだ謎が残っている。

■東和の土澤商店街で開催中の「プリン同盟」展も観てきた。相変わらず絶妙なチープさと「キムコ悪さ」が同居した作品群だった。

■東和はお祭りの最中で、なかなか賑やかだった。

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