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堪能、北田了一的独奏世界

昨日の石神の丘美術館ギャラリーコンサート「北田了一によるアートウォーク即興組曲演奏会」は、おそらく今年私が聴いたライヴのベスト3に入る内容だった。

ピアノの即興演奏となるとキース・ジャレット風になるか、ビル・エヴァンズ(純粋な即興は残っていないが)風になるのが避けられない。ところが、(当然ながら、と言うべきだろうが)北田さんはそのどちらでもなかった。また、(当然ながら想起される)加古隆風でもなかった。
特筆すべきは、北田さんならではのヴォイシングを支える強力なスィング感だ。ベースもドラムスもいないのに、「さすが!」と唸らずにはいられなかった。

1時間という限られた時間の中で、北田さんはパートIからVIIまで7曲を演奏した。そのどれもが魅力的な曲(演奏)だった。時間が許せば延々と続けていたに違いない。恐るべし、北田了一! の思いを新たにした。

客席には本展に出品中の作家である伊藤 寛泰さんとしもかわらさとこさんもいらしていた。演奏後に感想をうかがうと、おふたりとも感激ひとしおだった。

普通、こういうイベントのコンサートの場合は「みんなが知っている曲をやってください」というような注文が主催者からつけられる。私の場合、北田さんには「好き勝手にやってください」とだけお願いしておいた。
ギャラリーコンサートは集客を意識しなくてもいい、贅沢な(お金はないが、精神的に贅沢な)イベントなので、こういうことができる。
昨日のコンサートは、石神の丘美術館の企画展とリンクしたコラボレーションという点でも画期的だった。今後もできればこのようなコンサートを実施していきたい。

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