感涙! ストーケロ・ローゼンバーグ・トリオ
19日、銀座の王子ホールでローゼンバーグ・トリオを聴いてきた。
マヌーシュスィングのバンド活動を始めてちょうど2年になるが、実は本物の演奏を聴いたのは初めてだ。しかも、大好きなストーケロ・ローゼンバーグを生で聴けるというわけで、開演前から私はもう興奮状態だった。
開演前のステージを見て、アンプ類がないことに気がついた。クラシック専門のホールだから、もしかするとPAを使わないで演奏するかもしれないと思っていたが、それが当たった。
コンサートは、まずベースが出てきて演奏を始め、次いでセカンドギター、リードギターと続いて3人揃ったところで「マイナーブルース」のテーマが
始まるというスタイル。ここで気がついたことがもうひとつ。私が知っているローゼンバーグ・トリオのメンバーとはベースとセカンドギターが異なる。
これはストーケロ・ローゼンバーグ・トリオといって、別のバンドなんですね。知りませんでした。
もっとも、それで内容が損なわれることはまったくなかった。それどころか、モゼス(ローゼンバーグの弟)のなかなか達者なギターも聴けてよかった。
ローゼンバーグは速いし、正確だし、もう何も言うことはない。彼の奏でる音楽は、プリミティヴな要素を濃厚に残しつつ、モダンな和音も駆使する し、レパートリーの幅も広い(スティーヴィー・ワンダーのナンバーまで!)。パット・メセニーやパコ・デ・ルシアなどのように、ジャンルを超えた現代のギ ター音楽全体の巨匠の一人と言っていいと思う。
PAを通さない生音で聴けたことも嬉しかった。これは、もともとそういう音楽なのだ。
ギターソロのとき、ストーケロに比べて、モゼスの音量が小さくて、やや聴こえにくいところはあったが、PAなしの演奏というのはそういうものだ。CDのものを「音楽」だと思いこんでいると、こういうコンサートのときに「バランスが悪かった」などと誤解を生むことになる。
王子ホールに、私は十年ぶりくらいで行った。以前は決して音響のいいホールではなかった。が、改装して「響きをよくした」という。改装前のホールだったら、PAなしではちょっと厳しかったかもしれない。
【プログラム】
1. MINOR BLUES
2. SUNNY
3. WEBSTER
4. NUAGES―HUNGARIA
5. READY’N ABLE
6. DOUBLE JEU
7. BODY AND SOUL
8. BLUE BOSSA
9. RELAXIN’ AT CAMARILLO
10. FOR SAPHORA
11. I WISH
12. STRANGE EYES
13. ARTILLERIE LOUDRE
14. SPAIN
【アンコール 】
LES YEUX NOIRS
MINOR SWING
ストーケロ・ローゼンバーグ・トリオ
Stochelo Rosenberg (Lead Guitar)
Mozes Rosenberg (Rhyhm & Lead Guitar)
Sani Van Mullem (Double Bass)
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