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2010年の見もの聞きもの

今年は美術展32本、コンサート24本、映画29本(DVDは含まず)、演劇4本。
コンサートは若干増えたものの、いずれも例年並みと言っていいだろう。よくもまあ毎年、判で押したような数になるものだ。

それでは、よいお年を。

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『マンハッタンの二人の男』を観る

モノクロ写真やモノクロ映画を観るのが好きだ。理由はよくわからないが、写真も映画もモノクロのほうが奥行きがあるような気がする。
ミステリー系の映画はノスタルジーや懐古趣味ではなく、やっぱりモノクロに尽きると思う。

この作品は、監督・脚本・撮影、そして主人公の二人の男のうちの一人をメルヴィル自身が担当したフィルム・ノワール(ハードボイルド)。
ストーリーはハードボイルドの典型だが、主人公を二人にしたことでこの映画は他に類を見ない「男のドラマ」になっている(アメリカ映画だったら、主人公を一人にしただろう)。
メルヴィルがフィルムに封じ込めたマンハッタンの当時の風俗がいい。音楽を担当したマルシャル・ソラルによるジャズも雰囲気たっぷりだ。

この作品、決してメルヴィルの代表作というわけではない。けれども、メルヴィルを語るときに外すことのできない作品であることは間違いない。 まして、この作品が撮られた後(ということは、1958年以降)のフランス映画の流れを展望するときに重要な役割を果たす作品である。
映画の舞台としてアメリカへの憧れがあったことも伺える。

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「第九」まとめ

WEB岩手めんこいテレビに連載している『目と耳のライディング』に、「第九」に関していろいろと書いています。

http://www.menkoi-tv.co.jp/entertainment/saito/backnumber/index101115.html

http://www.menkoi-tv.co.jp/entertainment/saito/backnumber/index101129.html

http://www.menkoi-tv.co.jp/entertainment/saito/backnumber/index101213.html

事実誤認などがありましたら、ご教示いただけると幸いです。

パーヴォ・ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマーフィルハーモーニー・ブレーメンによるベートーヴェン交響曲全集を聴いているのだが、交響曲第2番に、9番で使われているモチーフがちょこちょこ出てきますね。

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ひとくぎり

大雪の中、遅刻する人が続出するだろうという予想も外れて、無事に「第九」演奏会を終えることができた。大成功だった。大いに自画自賛したい。

何度もこの曲を演奏しているプロの客演者が「岩手らしい響きの第九だった」、「第三楽章で涙が出てきた。こんなことは初めてだ」と語っていたのが印象的だ。オーディエンスからも絶賛の声が寄せられた。
寺崎巌さんの指揮は、情熱を迸らせながらも決して感情に流されず、丁寧かつ確実に振る。これも評価が高かった。

終演後、友人から「感動しました。すばらしい演奏だったと思います。舞台背景で微笑みながらうなずいている、ベートーヴェン先生の姿が見えました。」というメールをもらった。涙が出るほど嬉しかった。

実はこのコンサートを最後に田園室内合奏団を辞める。昨年、「第九に出るため、文士劇は辞退させてください」と伝えたときから、決意を固めていた。
田園室内合奏団の活動を優先してきたつもりだが、それでも練習になかなか参加できない。「第九」をやって、自分の限界を知ったこともいいきっかけになった。

昨日、打ち上げ会場でヴィオラセクションの仲間たちに退団することを告げたら、「では、名誉団員ということで」といわれた。その気持ちがありがたかった。

ヴィオラはこつこつと続けていくつもりだ。バッハの『フーガの技法』(弦楽四重奏版)を練習しようと考えている。この曲を通して、バッハをさらに理解することができれば、と思っている。

何はともあれ、ひとくぎりついた。

盛岡タイムスの記事

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本番まで3日と迫る!

昨日は午後2時から8時まで、田園ホールで「第九」の練習。
合唱が入ると気持ちが引き締まる。もっとも、演奏に必死で合唱を聴く余裕はない。で、その部分はどうやっても弾けないので、いかにゴマかすか、が私のテーマとなっている(ベートーヴェン先生、ごめんなさい)。
明日もほぼ一日中、練習。

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完売御礼!

26日のベートーヴェン交響曲第九番コンサート大会(田園ホール)のチケットは完売しました。どうもありがとうございました。

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石神の丘にて

今日は石神の丘美術館へ。

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雪の上に、森の動物の足跡を見つけた。これはアナグマだろうか。

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気落ちしているところに

■気落ちているところに、ありがたいお便り(『銀輪に花束を』献本の礼状)が届いた。

一通は尊敬する高田宏さんからで、高田さんが自転車(いわゆるママチャ リ)でずいぶん走り回っていることを初めて知った。 「遠野盆地のほぼ全域を二日かけて走った」、「八ヶ岳の山荘から東京の自宅まで笹子峠の廃道経由で走ったときはへろへろになりました」とのこと。

もう一通は名女優の内館牧子さんからで「まさしく『風のように透明な物語たち』であり、このイメージが純さんと重なるのですから、純さんはトクしてるなァ」ですと。

■昨日は「第九」練習の後、岩手県立美術館へ。クリスマス・バロック・コンサートを聴いた。

◆「クリスマス・バロックコンサート」 

日 時:12月18日[土] 18:00-
出 演:劔持清之氏(チェンバロ)、山口あうい氏(ヴァイオリン)、三浦祥子氏(チェロ)
曲 目:Ⅰ.B.マルチェルロ (1686-1739)
     チェロと通奏低音のためのソナタ 第4番 ト短調
    Ⅱ.J.S.バッハ (1685-1750)
     ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ 第5番 ヘ短調 BWV 1018
    Ⅲ.シャコンヌとパッサカリア
     J.K.F.フィッシャー(ca.1670-1746)
      1.シャコンヌ  ヘ長調    組曲「オイトロペー」より
      2.パッサカリア  ニ短調   組曲「ウラニア」より
     L.クープラン(ca.1626-1661)
      3.シャコンヌ  ヘ長調    
      4.パッサカーユ  ト短調
     J.C.de.シャンボニエール(ca.1602-1672)
      5.シャコンヌ  ヘ長調
    Ⅳ.A.コレッリ(1653-1713)
     ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ 第9番 イ長調

山口あういさんは新作のバロック・ヴァイオリンを、三浦さんはモダンチェロにガット弦を張って、このコンサートに挑んだ。お二人とも弓はバロックボウ(現在のものとは弓の反り方が逆)。ピッチは415㎐。

バロック音楽は、挑戦的なところが少なく、人間の感覚に無理なくフィットしていると思う。現在の音程より半音ほど低いピッチなのも耳に心地よい。

残念ながら、古楽器の魅力を伝えるというよりも、その扱いの難しさを喧伝する効果のほうが大きかったように思う。あのお二人でも、当時の再現楽器を鳴らすのは難しいようだ。
クリスマスと銘打っていたので、もう少しクリスマスっぽい曲があってもよかったかも。
劔持清之さんのチェンバロは素晴らしかった。

いずれにしても、私にとってはオアシスのようなひとときだった。

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上を向いて歩こう

昨日、夜道を歩いていて、気がついたら「上を向いて歩こう」を口ずさんでいた。

この曲は永六輔が失恋したときにつくったそうだ。相手は中村メイ子。中村メイ子は、永の友人の神津善行と結婚した。

シチュエーション的には合わないのだが、なぜかこの曲に励まされている。

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さようなら、一戸彦太郎さん

13日の午前9時ごろ、岩手日報から電話があった。一戸学芸部長が、前夜(12日)、心筋梗塞で亡くなられたという。突然のことで何がなんだかよくわからず、妙ちくりんな受け答えをしたように思う。

何かできることはないかと思い、日報がカバーできないだろう人たちに訃報を伝える。一様に信じられないという反応。

『街もりおか』の編集部で仕事中に、再び岩手日報から電話。16日の葬儀で弔辞を……という依頼だった。荷の重い役目でためらったが、個人にはお世話になる一方だったから、せめてもの恩返しとお引き受けする。
編集作業を終え、一戸邸へ。まるで眠っているような顔の一戸さんに最後の別れを告げた。ご遺族(母上、未亡人、お嬢さん)がしっかりしていて、励ますつもりで行ったのに逆に励まされた。

その晩、一戸さんが亡くなる夢をみた。夜中に目覚めたとき、「ああ、夢でよかった……」と思ったが、もちろん夢などではない。夢であってほしいという深層心理のあらわれだったのだろうか。

昨日の葬儀で、弔辞を読んだ。私は情けないことに、泣かないつもりで行ったのに泣いてしまった。
一人娘香織さんのお別れの言葉が立派だった。奥さんの喪主御礼も立派だった。

一戸 彦太郎氏(いちのへ・ひこたろう=岩手日報社編集局学芸部長)

 12日午後10時49分、急性心筋梗塞などのため盛岡市内の病院で死去、51歳。盛岡市出身。自宅は盛岡市加賀野1丁目7の35。火葬は15日午後2時半から同市三ツ割の市火葬場、葬儀は16日午前11時から同市志家町のサンセール盛岡で。喪主は妻陽子(ようこ)さん。

 千厩支局長、水沢支局長、東京支社編集部長兼論説委員会委員などを歴任した。

今朝はとても冷えているものの、幸いなことに青空がひろがっている。気分を一新して、というわけにはなかなかいかないけれど、心新たに過ごそう。天国の一戸さんもそれを望んでいるに違いない。
今日はこれから石神の丘美術館だ。

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チック・コリアを聴く

昨夜は岩手県民会館中ホールでチック・コリアを聴いた。

実はチック・コリアを生で聴くのは初めてだ。CDはたくさん持っているのに、ライヴはなぜか聴き逃してきた。
今回の来日公演はトリオが基本だが、仙台と盛岡などではソロ。私はソロを聴きたいと思っていたところだったので、ちょうどよかった。

前半はオリジナルに加えて、ビル・エヴァンズ、セロニアス・モンクなどを演奏。後半のスクリャービンの練習曲集、自作の小品集「チルドレンズ・ソング」を聴けたのがよかった。また、アンコールでは、ゲイル・モラン(奥さんですね)のヴォーカルまで聴けた。チックがおどけると、奥さんが「コメディアン」と苦笑したりして、仲のいい夫婦だ。

最後は「スペイン」。これを聴かずして帰れません。ゲイルのバックグランドヴォーカル(チックがそう言った)に加えて今回は「合唱付き」(笑)。 チックがピアノで繰りだすフレーズをみんなで歌った。音楽関係者ばかり集まったのか、音程の難しいフレーズをきちんと合唱するのには驚いた。

調律師とPAは同行したスタッフ。アコースティックな響きを尊重した素晴らしいPAだった。モニタースピーカーを遠く離れたところに置いてあったのが不思議だ(どなたか理由を教えてください)。

ちなみにチック・コリアは、91年にアコースティック・トリオで来盛している。今回使用したヤマハは、そのときと同じ楽器だそうなので久々のご対面。

これで今年のコンサートはおしまい。後は「第九(正真正銘の合唱付き)」本番の出演を残すのみとなった。

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大貫妙子/坂本龍一 UTAU TOUR 2010公演を聴く

大貫妙子/坂本龍一 UTAU TOUR 2010 東京国際フォーラム ホールC
12月11日19:00開演

ピアノの坂本龍一とヴォーカルの大貫妙子だけのコンサート。この二人によるニューアルバムからの曲に加えて懐かしい曲も。
大貫妙子さんを聴き始めて四半世紀と少し……大貫さんのファンでよかったなあ、としみじみ思った。坂本龍一さんのピアニズム(チェロの藤原真理さんがとても高く評価なさっている)も充分に堪能できた。

曲のあいまのお二人のお喋りがまたよかった。親密なのに、適度な距離感というか、節度がある。

実に贅沢な夜だった。

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石神の丘美術館からのお知らせ

岩手町立石神の丘美術館で12日(日)に「キャンドルナイト in 石神の丘 2010」を開催します。

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このイベントは、夏至や冬至の日前後の期間に電気を消して過ごすことで、
環境のことや暮らしのことを見つめなおすことを目的としており、
さまざまな地域で行われています。

当館では、昨年の夏に初めてこのイベントを開催しました。

今回のスケジュールをお知らせします。
参加はすべて無料ですので、お気軽にお出かけください。
場所は石神の丘美術館ホールです。
マイはし、マイカップ、マイ皿をご持参ください!

12月12日(日)
■14:00~15:00
キャンドルの点灯に先がけ、〈岩手おなご塾おらんど〉のみなさんに新聞紙をつかったコサージュづくりをご指導いただきます。

え、これが新聞紙なの!?と驚いてしまう素敵なコサージュを一緒に作ってみませんか。

■15:00~15:30
キャンドルを並べるなどの準備をします。

■15:30~17:00
「ナイト」というには、少し早いのですが、キャンドルナイトのスタートです。

地球温暖化防止活動推進員の方のお話、岩手町でエコの活動をしている方のお話を聞いたり、地域の郷土食を味わいます。

また、キャンドルの灯りのなかでギタリスト・千葉幸成さんによるブラジル音楽・ショーロのコンサートが行われます。

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銀輪に花束を

自転車ものの短編小説をまとめた『銀輪に花束を』を上梓しました。

この短編集の密かなテーマは、出来のいい酒。心は「口当たりよく、気がつくと酔っている」。
自転車といえば、「晴れ渡った空」と「健康優良児」の出番ですが、そうではない表紙にしてもらいました。気に入ってます。

私が無事に年を越せるか否か、この一冊にかかっていますcoldsweats02

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文士劇の打ち上げ

昨日は盛岡文士劇(別名「高橋克彦一座年末興行」)を観劇。なかなかの出来で感激した。

ゲスト出演の近衛はなさんは意外にも舞台とのこと。父上の目黒裕樹氏が「心配で……」と客席でご覧になっていた。
ステージの上からはなさんが「見にきてくれてありがとうございました」と目黒さんにお礼を述べた。いい親子だ。

終演後はキャスト、スタッフ、編集者らと大宴会(打ち上げ)。キャストとしてではなく打ち上げに参加したのは初めてだ。
そこで、ひとつ収穫があった。
出演者には遠慮して言えないことを、第三者の立場の私には「あそこはああしたほうがいい」とか「あそこは変だった」と気軽に言ってくる。いろいろ参考になった。

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写真は内館牧子さんに届けられたジャニーズ事務所からの花束。松本潤らアイドル一人一人の手書きのメッセージ付きだ。

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パンク!

パンクロックの話ではありません。先週買ったばかりのスタッドレス・タイヤがパンクした。

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金属部品の破片が深々と突き刺さっていて、修理不能。結局、また新品タイヤを購入しなければならなかった。とんだ散財である(プリウスのタイヤって高いんだよねえ)。

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毎月1日は映画1000円

昨日、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』を観てきた。

最終章を2編に分けたことで、以前なら結果だけを見せていたシーンも丁寧に撮っている。が、その分、テンポが鈍くなった。
物語は進んでいるのだろうけれど、どのシーンにも既視感が伴う。エピソードも焼き直しに感じられる(これは原作のせいか)。
魔法省の役人になりすまして潜入するシーンがとてもよかった(ハリー、ロン、ハーマイオニーが出ていないシーンを褒めるのは申し訳ないが)。
3Dだと思いこんでいたが、PART2が3Dとのこと。
 
ところで、映画館って毎月1日は1000円なんですね。知りませんでした。私はもっぱら木曜日(メンズデイで1000円)に観てますが。

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ゲゲッ!!!

今日から12月ですか。今、気がつきました……げっそり

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