素晴らしい音楽体験
岩手県民会館中ホールで、いわてフィルの練習を見学した。被災地支援にも力を入れている。ウィーンフィルのダニエル・フロシャウアー氏(ヴァイオリン)とヤン・リシュカ氏(チェロ)による指導があったのだ。
まずウィーンフィルの二人がオケに入ってブラームスの交響曲第2番全楽章を演奏。平板さ、音程の悪さ、不揃いな弦など気になるところがたくさんあり、「これで大丈夫なのか」と不安になった。
一方、ウィーンフィルの二人の音量の大きいことにびっくりした(後で、音量ではなく発音がうまいから音の通りがいいのだとわかった)。
この後、ヴァイオリン・ヴィオラをフロシャウアーさんが指導、チェロをリシュカさんが指導。今回は管楽器は自主練習。
私はチェロの指導を見学。要所要所をまずゆっくりと、次にインテンポでさらっていく。速いフレーズのところでこのチェロ・セクションは走り気味になる。すると、「ドント・ラッシュ!(←カタカナで書くな)」と声がかかる。 指遣い、ボウのアップダウン、ピチカート(中指の腹を使おう)など細かい指導もあった。
1時間後、再びステージに集まって演奏。これを聴いて私はすっかりたまげてしまった。さっきとはまるで別のオーケストラなのだ。音程が整い、弦の響きが豊かになった。個々の音の発音もはっきりしている。指導によってこんなにも変わるものなのか。
棒を振る寺崎さんもさぞ気持ちがよかったことだろう。
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