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ルネサンスの勉強

会田雄次史観によるルネサンス講義。もとより主観の入らない「歴史」などありえないわけで、結局は読み手がどの主観を選ぶかということになるのだろう。その意味で私は会田節を大いに楽しんだ。
なにしろ歴史音痴なものだから、この本を読むまで、当時の芸術家らが自ら『ルネサンス』を主張していたことを知らなかった。というのも、バロックにしろ、ロマン派にしろ、後世の研究家が勝手にそう呼んでいるにすぎいのだ。
つまり、たとえばバッハに「あなたはバロック音楽の巨匠だ」と言っても、バッハは「はあん、いったい何のことだね?」と不思議がるだけだが、ルネサンスの場合、ダンテやミケランジェロに「あなたはルネサンスを牽引なさった」と言えば、「そのとおり」とお答えになるだろう。
本書ではルネサンスのみならず、私自身は予定していなかった宗教改革まで学ぶことになった。
最小限ながら図版を掲載しているのは良心的。こういう本で歴史を学びたかった(十代の知性では理解できなかったか…)。

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