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『闇市の帝王』を読む

新橋の国際マーケット、都内各地の闇市、銀座の巨大キャバレー「マンダリン・クラブ」などを手がけた「闇市の帝王」こと王長徳を扱ったノンフィクション。

第三者の取材が少ない(困難だった)、繰り返しが多い、主観(感想)が多いことなどが気になる。せっかく王本人の話を聴いていながら、調査が甘く、読後に物足りなさを覚えた。
この著者の本は『世紀の贋作画商』を読んで、「著者も胡散臭い」と書いたが、どうやら父は中国大使館に勤務していたらしいことなどが本書によってわかった。
取材ならびに執筆活動も両親と妻に支えられてのこととある。プライベートを明かしたくないという気持ちはわからないでもないが、しばしば私小説的に自分自身を引き合いに出しているのに(その部分は概して退屈)、この書き方は腑に落ちない。

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