いただいてしまいました。

パソコンを新しくしました(といっても、新製品ではなくて、新古品です)。今まで98をだましだまし使ってきたのですが、「ハードディスクがいつドカンといってもおかしくない」と脅され、じゃない、諭されて、とうとうXPに。これを機にISDN(まだそんなのを使っている人がいたのか、という声があちこちから聞こえてきそうですが)から光ファイバーに変更しました。

仕事仲間から「お祝いです」とipod shuffleをいただきました(Oさん、どうもありがとう!)。

こんなCDを入れています。

ジョアン・ジルベルトのAMOROSO (イマージュの部屋)三月の水アコースティック・ライヴ~あなたを愛してしまう~Live in MontreuxJoão (I Really Samba)Ela E' Carioca、パット・メセニー&チャーリー・ヘイデンのミズーリの空高く、ペペ・アビチュエラ(フラメンコ・ギターのニューウェイヴですね)の『マンデリに捧ぐ』、ラルフ・タウナーのAna、アストル・ピアソラのライブ・イン・ウィーン (名盤なんですが、廃盤でしょうか)、ジェシ・ヴァン・ルーラー(オランダ出身のジャズ・ギタリスト)のライヴ盤マーフィーズ・ロウ、ジミー・レイニー(g)とアル・ヘイグ(p)と渋い組み合わせのストリングス・アタッチト、デイヴィッド・ラッセルの『Message of the Sea: Celtic Music for Guitar 』、ケラー弦楽四重奏団の『バッハ:フーガの技法』(クラシックはこれ一枚のみ)。マイルズ・デイヴィスが一曲も入っていないのは自分でも意外だ。

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この夏、よく聴いたCD

7月は涼しかったのに、8月は大変な暑さだった。

暑いさなかに聴いたクールなCDがこれ。

改めて考えてみると、四六時中、こればかり聴いていた(聴くだけではなく、必死にコピーした!)のは、もう30年近く昔のことだ。何だか夢のような気がする。

スタッフ(バンドの名前ね)の一員として活動する以前のデュープリーは「知る人ぞ知る」マニア好みのスタジオ・ミュージシャンだった。
スタジオ・ミュージシャンには、主役に合わせて変幻自在というタイプと、「俺はこれしか弾けないもんね。それでもよければ使ってちょ」というタイプがいる。
デュープリーはもちろん後者であり、その代表格といっていい。それでもひっぱりだこだったのだ。
このアルバムで聴かれるギターも、難しいことは全然やってなくて、テクニシャンとは思えません。

ところが、それが大きな罠で、この通りに弾こうとしてもまずできない。というか、そんなことをしても無駄なんですね。デュープリーはワン&オンリーのギタリストなのですから。

演奏はきわめてクールだが、内にホットなものを秘めていることがちゃんと伝わってくる名盤です。

もう一枚、クールなCDを。

これはバート・バカラックの作品のカバー(という言い方はそぐわないような気がするが)集。
A&Mから出ている「ベスト・オブ・バカラック」(本CDのライナーノーツで小西康陽氏もすすめている)と本CDは、ぼくにとって心のビタミンだ。
このCDをかけたとたんに部屋のなかには清潔で涼しげな風が吹く。
「ジス・ガイ」(この曲自体が名曲なのだが)を歌うスパイラル・ステアケイスが秀逸。本CDで初めて聴いた。

バカラックやフランシス・レイの音楽をリアルタイムで聴くことができたのは幸運だったと思う(モダンジャズは残念ながら後追いになったわけだが)。

しかし、これは今の季節(夏の終わり)にも似合うなあ。

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去りゆく夏の日に(アラン・コープランド・シンガーズを聴く)

窓をあけていると、寒いくらいだ。あの猛暑が嘘のようだ。

夏の終わりになると、なぜかソフトな音楽を欲する。それも、どこか甘酸っぱい音楽を。

スポーツの後に甘酸っぱい飲み物が欲しくなるのと同じようなものかもしれない。

アラン・コープランド・シンガーズのCDを聴いている。ビーチ・ボーイズを思わせる男性コーラスだが、ビーチ・ボーイズがもろに夏向きなのに対して、こちらは過ぎ行く夏にぴったりのサウンドだ。

何もない、平凡な夏だった。でも、こういう音楽を聴くと、何か特別な夏だったような気分になる。

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三崎ともやすノンストップ60ライヴ

7月7日、岩手県公会堂でおこなわれた三崎ともやすさんのアニバーサリーライヴの記事が盛岡タイムスに掲載された。

三崎さんは岩手でスローライフを実践するために横浜から移り住んでこられた。岩手県公会堂が取り壊されそうになったとき、「あんな素晴らしいものをどうして盛岡の人たちは残そうとしないの?」と保存を訴え、コンサートを開いたこともある。幸い公会堂が保存活用されることになったのは周知の通り。

その公会堂でのアニバーサリーライヴに、ぼくは残念ながら行けなかった。翌日、三崎さんのお店「モンドリアン」(←大学でグラフィックデザインを学んだ三崎さんにとって、抽象画モンドリアンは恩師シナトラと並ぶアイドル)で打ち上げパーティがあり、そちらに顔を出した。

ゲストヴォーカリスト東郷輝久の爆笑トークと、西直樹ピアノ・トリオをバックに唄った「デイ・バイ・デイ」などスタンダードナンバーに酔った。

[爆笑トークの一例]
東郷「水戸黄門見ると、泣けちゃうんだよ」
純「え? あれに泣けるところなんてありますか」
(横から)三崎「泣ける、泣ける。あんなに泣けるものはない」
東郷「だろう」
三崎「ありゃあ、痛いからね。大のおとながボロボロ泣くんだ」
東郷「おまえ、なんの話をしてるんだ?」
三崎「痔だろ。肛門は末梢神経が密集しているから、痛いんだよ」

たぶん、岩手県公会堂でライヴと違って、こっちのほうが大人向き(笑)。
客席の3分の2は関東関西からわざわざいらした人たち(7日と連チャン)だった。 三崎さんの人気ぶりがわかる。

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華麗なる古典舞踏

珍しい古典舞踏のコンサートがあります。
古典舞踏はルネサンス、バロック期のダンスです。やがて、振り付けが突出してバレエに、歌も入って劇性が高まってオペラになっていったそうです。

バロック音楽を聴いていますと、メヌエットとかブーレ、パヴァーヌという曲名があります。これは当時のダンスの種類です。

当時、楽譜にダンスのステップが書かれたものがありまして、これを舞踏譜といいます。その舞踏譜をもとに再現するのが、今回のコンサートです。ちなみに、バロック音楽を演奏するには、古典舞踏の素養が不可欠ですが、これまでは研究が充分ではありませんでした。古楽が大胆かつ斬新に復活した20世紀も半ばになって、ようやく古典舞踏も注目されるようになりました。

〈曲目(楽器構成)〉

〈曲目〉
①パヴァーヌ        Dan  S  R  Vn  Lu  Vc  Cm
② ガイヤルド               Dan   S Lu
(J・ダウランド 1562/63~1626英)

                 
③無伴奏チェロ                          Vc
組曲第1番BWV 1007 ト長調より
プレリュード   サラバンド  ジーグ
(J・S・バッハ 1685~1750独) 

④ Zのメヌエット                     Dan Vn Vc  Cm
(P・Torri) 

⑤ ヴァイオリンソナタ イ長調             Vn  Cm
作品2の2RV31
プレリュード カプリチオ  コレンテ  アダージョ  ジーガ
(A・ヴィヴァルデイ 1678~1741伊)

⑥ フォリア                         Dan Vn Vc Cm
(A・コレッリ 1653~1713伊)

第2部 (Cm 岡田龍之介)

⑦ アルマンド       Dan  Ft  Vn  Lu  Vc  Cm
(A・カンプラ1660~1744仏)

⑧ フルートソナタ                 Ft  Vc  Cm
ニ長調HWV 378
アダージョ  アレグロ   アダージョ  アレグロ
(G・F・ヘンデル 1685~1759英)

⑨ カンタータ「愛らしい羊飼いの娘」    S  Lu  Vc  Cm
(G・F・ヘンデル)

⑩ 二人のサラバンド                Dan  Ft  Lu  Cm
(A・カンプラ)

⑪ パリ四重奏曲第2番                  Ft  Vn  Vc  Cm
(G・P・テレマン 1681~1767独)

Dan  舞 踊              Vn ヴァィオリン
S  ソプラノ              Lu  リュート
R  リコーダー           Vc  チェロ
Ft  フラウト・トラヴェルソ    Cm  チェンバロ

というわけで、岩手では(たぶん)初めて、東北でもめったに見られないコンサートです。ぜひお出かけください。

6月2日(金)マリオス中ホールで18時30分開演。大人3000円、高校生2000円です。問い合わせは019-692-2698、しずくいし音楽館。なお、これはしずくいし音楽館10周年記念事業です(盛岡タイムスの記事をご参照ください)。

音楽監督にチェンバロ奏者の岡田龍之介さんを迎え、古典舞踏の第一人者である古賀穂南美さん、岩手在住のヴァイオリニスト山口あういさん他が出演します。実はぼくが案内役をつとめます。みなさんと一緒に楽しむことができれば嬉しいです。

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気ままにクラシック(NHK-FM)

このブログではしばしばNHK-FMのクラシック番組を取り上げるが、これはギタリストの鈴木大介さんがメインパーソナリティをつとめるリクエスト番組で、毎月第四日曜日の夜7時20分からの放送。4月からお相手が鈴木文子(すずきあやこ)さんに代わりました。同姓だが、夫婦ではないようです(言うまでもないか)。

鈴木文子さんは岩手出身で、冷麺が大好きなんだそうです。この番組では以前から岩手からのリクエストが読まれる確率が高かった(ような気がする)のですが、また縁が深まりました(と一方的に思う)。

クラシックのリクエスト番組は有名曲にかたまりがちなのだが、この番組は選曲がいいので飽きない。欲をいうなら、せっかく鈴木大介さんが出ていらっしゃるのだから、どんどんご自分の演奏を聴かせていただきたい。

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サビーカスを聴きながらフラメンコの歴史を読む

 CDを整理していたら、いつ買ったものなのか、サビーカスのベスト盤が出てきた。ずいぶん前に買って、「好みではないな」と奥に仕舞いこんでいたのだ(そういうCDがけっこうあるんです)。
 ところが、人間は変わる。
 いったんは「好みではない」と仕舞いこんだものを再聴して、「おれが間違っていた」と己の不明を羞じることが少なくない。サビーカス(この人はフラメンコ・ギターの大スターだった方です)にもすっかりハマってしまった。
 パコ・デ・ルシア、ペペ・アピチュエラ、トマティート、ヴィセンテ・アミーゴらモダンなフラメンコ・ギターに慣れ親しんできた耳にそれは土臭く、「民族の息吹」をよりダイレクトに感じさせる音楽だ。音楽評論家なら「スポンティニアスな」と表現するかもしれない。
 フラメンコ・ギターのオーソリティである逢坂剛さんの原点もサビーカスだったそうだ。生前の演奏も二度お聴きになり、ミスタッチのない演奏に驚いたという。ただ、よく聴きこんでくるとサビーカスでも「洗練されすぎていて、土臭さが薄れている」とのこと。う~む、奥が深い。

フラメンコ・ギターの至芸 (クリックするとこのCDが買えます)

 さて、サビーカスと一緒にマニタス・デ・プラタのCDが出てきた。これも一聴して「好みではない」と仕舞いこんでしまったものだが、改めて聴いてみると、超絶技巧で、大変なものだった。前に聴いたときは土臭さについていけなかったのだろう。耳の許容範囲がひろがったのか、深いところまで聴けるように成長したのか、ともかく今回は感銘を受けた。
 ジプシー・ルンバ~マニタス・デ・プラタ・ベストしかし、フラメンコ通にいわせると、南仏で生まれ育ったマニタス・デ・プラタは「純正フラメンコではない」そうだ。ぼくは純正でなくてもいっこうにかまわないので、このCDを長く聴きつづけていこうと思っている。

 インターネットでうろうろしていたら、カルロス・モントーヤとシショディのCDを見つけた。1枚1000円しない廉価版だが、中身はいい。たぶん、録音状態が最上とはいえず、モノラルなので安いのだろう。ぼくはそういうことにあまり頓着しないので、これも愛聴盤になっている。
 さらに、浜田滋郎著『フラメンコの歴史』(晶文社)も古書店で見つけることができた(これ、どこかで文庫化したら売れると思うんですけど)。
 夜、プラタやサビーカスを聴きながら、この本を読むのがこのところのぼくの贅沢。

sign 岩手めんこいテレビ公式サイトに連載中「目と耳のライディング」第119回に、第75回もりげき八時の芝居小屋「 朗読 二十九歳」の感想を書きました。朗読文化の牽引者である大塚富夫さん(岩手放送)らによる素晴らしい舞台朗読でした。

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本は見つかったけれど

マーヴィン・ゲイを聴いていたら、ネルソン・ジョージが『リズム&ブルースの死』のなかでマーヴィン・ゲイのことをどう書いていたのか気になって(ということは、どう書いてあったか忘れてしまったわけですが)本棚を探した。

見つからない。

この本はピーター・バラカンの『魂(ソウル)のゆくえ』と並べていたはずなのに、そこにはなかった。どこか別のところにまぎれこんでしまったようだ。文庫本を収めているところを片っ端から探した。
結局、探しきれなかった。

『リズム&ブルースの死』(1990年、早川書房)は、タイトル通り「リズム&ブルースは死んだ」と書いているし、『魂(ソウル)のゆくえ』(1989年、新潮文庫)もソウル・ミュージックは「自然に消滅した」と書いている(リズム&ブルースはソウル・ミュージックの前身だが、クロスオーバーが後にフュージョンと呼ばれるようになったのと同じようにとらえていいだろう)。

けれども、どちらの本も黒人音楽についての素晴らしい評論だし、黒人音楽入門書としても読める。幸いぼくたちはCD(レコード)で、死ぬ前のリズム&ブルースや、自然消滅する前のソウル・ミュージックを聴くことができる。それは、決して古き良き時代などではなく、黒人にとっては厳しい闘いの時代だった(そういう時代背景をエネルギーに、黒人音楽は花開いたわけだが)。

話を戻そう。
後日、『リズム&ブルースの死』を見つけた。それは、ジャズ関係の四六版ハードカバーを収めている本棚にあった。てっきり文庫本だと思いこんでいたのだが、ハードカバーだったのだ。
これも「ボケ」のはじまりなんでしょうか。

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朗読会を終えて

貴方と風とオートバイと 斎藤純珠玉短編朗読会」」(←自分で珠玉というのも何ですが、そういうイベントなので、スミマセン)を成功裏に終えることができました。

90498060_205 ■朗読
「暁のキックスタート 序章」(斎藤純)
「初雪」(飯塚洋介)
「ロング・ツーリング」(小林ゆり子)
「暁のキックスタート」(大塚富夫)
「夏の思い出」(大塚富夫、飯塚洋介、小林ゆり子)

■曲目
プレリュード No.1(エイトール・ヴィラ=ロボス)
エチュード No.11(エイトール・ヴィラ=ロボス)
ナケーリ・テンポ(ピシンギーニャ)
ボブズ・ユア・アンクル(ローレンス・ジュバー)
鐘の響き(ジョアン・ペルナンブーコ)

演奏:伊藤隆&ガットストリングス(千葉幸成、伊藤光)

予想を遥かに上回り、「風のスタジオ」動員記録をつくってしまいました(通常80名でいっぱいの小屋なのですが、95名のご来場者でした)。お越しいただいたみなさんに窮屈な思いをさせてしまい、申し訳ありませんでした。 盛岡は劇団や、地元放送局のアナウンサー(特に岩手放送)による朗読が盛んなので、地盤があるのですが、それにしてもこんなにたくさんの方にお集まりいただけるとは予想していませんでした。

朗読とギターコンサートのコラボレーション(朗読とギター演奏を交互に)という全国でも珍しい試みでしたから、いろいろと不手際もあったのですが、アンケートの感想を拝見しますと、おおむね好評だったので、ホッと胸を撫で下ろしています。

ギターはその音色だけで「哀愁」を感じさせる楽器です。そして、僕がギターを好きなのは「風」を感じさせるからです。今回はバレンタインデーに合わせた企画だったので、大人のチョコレート、つまりビタースウィート(ホロ苦い)なストーリーを選びました。そのストーリーにクラシックギターの音楽がとてもマッチして、ぼく自身も聴いていて楽しめました。今回はPAを使わなかったので、生身の声とギターの持つ本来の響きが味わえ、会場も親密な一体感に包まれたように思います。

ただ、大塚アナウンサーもおっしゃっていましたが、朗読は読み手と同じくらいの集中力と緊張を聴き手にも求めます。舞台転換(出演者の出入り)がその集中力を削がないような工夫があってもよかったなと思います。

ぼくも含め、出演者はみんなボランティアという「手弁当のイベント」でした(収益はNPOアートサポートセンターの活動資金となります。アマチュアの芸術活動の支援を目的としています)。
アンケートで意外と多かったのが「この内容で前売り1200円、当日1500円は安すぎ。2000円以上でいいのでは」という(嬉しい)苦言でした。

また、写真集「北海道絶景ロードセレクション」(下記参照)が好評の小原信好さん撮影によるツーリング写真を朗読の背景としてスライドで上映したのですが、器材が古いのでガシャッガシャッと異音が入り、せっかくの雰囲気を邪魔したことも指摘を受けました。素敵な写真を提供してくださったのに生かしきれず、小原さんにも悪い事をしたなあ、とこれも反省点のひとつです。

それにしても、タッキーが出るわけでもなく、CGで迫力ある画面を観るわけでもなく、朗読とギター演奏という「渋い」催しにたくさんの方にいらっしゃっていただき、ぼく自身、認識を新たにしている。語弊があるかもしれないが、こういうハイブラウなものを受け入れる文化が盛岡にはあるんですね。

ひとつの記念碑的なイベントに関わることができたことに感謝する共に誇りに思います。また、今後のいわてアートサポートセンターの活動に期待したいと思っています。

(クリックすると楽天ショップで購入できます)

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昨夜のNHK-FM

このブログのカテゴリーに「ラジオ」があることからもおわかりかと思いますが、テレビよりもラジオをつけている時間のほうが遥かに長い(というか、テレビはほとんど見ないのです)。
それも、ほとんどNHK-FMです。

昨夜のベスト・オブ・クラシック(19時20分~21時)はウラディミール・フェドセーエフ指揮/ウィーン交響楽団のライヴ(05年6月16日ウィーン・コンツェルトハウス大ホール)。
〇グバイドゥーリナの「メルヘンポエム」は、タイトル通り、メルヘンチックな情景が浮かんでくる楽しい曲。ちょっと驚きました。こういう聴きやすい曲もあるんですね、この人の作品は難しいのが多いんですが。
〇ソリストにギドン・クレーメルを迎えてのショスタコーヴィチの「ヴァイオリン協奏曲1番」は聴き応えがあり、しばしばキーボードを打つ手がおろそかになった。クレーメルのヴァイオリンが、クラシックというよりもロマの伝統的な民族音楽を思わせた。
〇シチェドリンの「カルメン組曲」は、あのビゼーの「カルメン」を弦楽器と打楽器用に編曲したもの。グバイ ドゥーリナにつづいて、これも初めて聴く曲だった。あまりにあっけらかんとしているので、本気なのか冗談なのかよくわからないが、僕はこの曲が好きだ。シチェドリンという人は、根っから明るい人だったんじゃないかという気がする。

この後、何とELO(エレクトリック・ライト・オーケストラ)の70年代のライヴ放送(23時20分~24時20分)があった。ELOは弦楽四重奏団を擁するロックバンドで、後期ビートルズに影響を受けたドラマチックかつキャッチーな曲で人気を博した。
私はあまり熱心なファンじゃなかったのでライヴを聴くのは初めてだ。録音のせいなのか、演奏技術のせいなのか、意外とチープなサウンドだった。もっと厚いサウンドだと記憶してたが、あてにならないものですね。シンプルなロックン・ロールの演奏もあって、そういうところもビートルズと似ている。

とても得をした感じの夜でした。

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