水彩画のおさらい

東日本大震災後、久々に筆をとる。まずは模写から。参考にした絵はもっと雲が暗い。沈んだ灰色をうまくつくれなかった。

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これは25年(あるいはそれ以上)使っているパレット。基本的には5色もあれば足りるのだが、思うところあって、色の数を増やした。絵の具はウィンザー&ニュートンのもの。

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絵の具テスト

オレンジとかパープルとかローズなど、今まで使ったことのない絵の具をパレットに追加した。

お手本にしてきたアルウィンに倣って、これまではいわゆるアースカラーで描いてきた。だいたい4、5色あれば、風景画は描けるものだ。 ただ、その場合、仕上がりがダークな感じになる。
今年は色を多用し、色調が鮮やかな絵を描いてみたい。

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初めての水彩絵の具をテストしてみた(写真)。

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中国土産

私は旅先で土産物などの買い物をすることがほとんどない。今回も中国では土産物を買わなかった。一冊の画集を除いて。

これは上海美術館のミュージアムショップで購入した。
ビニールに包まれていて中を見ることはできなかったが、表紙だけからでも個性が伝わってきた。錦江飯店の部屋に帰って本書を開き、買ってよかったと心から思った。

モダンな水彩画法に、伝統的な水墨画の技法がうまく融合している。絵画に限らず、クラシック音楽などでも中国の芸術家は自国の伝統を現代に活かすことに秀でている。
描かれた風景にも興味が尽きず、見飽きない画集だ。

ちなみに 錦江飯店も伝統ある古い建物を活かしたホテルだった。

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自転車びより

この寒いのに「自転車びより」とは悪い冗談のようですが、盛岡タイムスに連載しているコラムのことです。本紙ではモノクロでしたが、WEBではカラーで自作の水彩画が掲載されました。

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デジタルARENA新春特別号

デジタルARENAはお正月も通常営業中です。

今年の第一弾は、「水彩画」です。いつにもましてアナログ色の強い話題ですが、今回は高橋克彦氏の「真景錦絵」を特別公開しています。おそらくWEB上では初めての公開だと思います(未確認ですけど)。

ちなみに、高橋克彦さんは夕暮れ時がお嫌いなので、その時間帯に外出することはまずありません。が、「真景錦絵」には夕暮れ時を描いた作品があります。

「芸術の力で克服したんですね」とお聞きしたら、「いやあ、あれはデジタル処理で日中の景色を夕方にしてるんだよ」とのことでした。

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今年は

あけまして、おめでとうございます。

「今年の目標」といった類のものは、守れた試しがないので立てたことがないのですが、今年は少し心を入れ換えてもいいかなと思っている。

10年ほど前、NHK-BSで「アルウィンの楽しい風景が」という連続番組を見たのがきっかけで、水彩画(クリックすると画集にリンクします)をはじめた。番組を録画したビデオと「アルウィンの楽しい水彩画」が、ぼくの教科書だ。子供のときは絵が好きで、ずいぶい描いたものだが、絵の手ほどきを受けたのは図工の授業だけだ。だから、アルウィンを心の師匠と思ってきた(銀座のデパートに個展を見に行ったとき、アルウィンさんがいらしていた。声をかけることもできず、遠巻きに合掌した)。

先日、自分へのクリスマス・プレゼントにエドワード・シーゴ(1910-1978)の画集を海外通販で買った(この現代イギリス絵画の巨匠の画集の国内版は残念ながら、出ていない)。

シーゴはアルウィンの師匠というに相応しい画風だ。油彩と水彩の差がほとんどない点も似ている。また、油彩をボードに描くのも共通している。

Pc290005 たとえば、これ←などはアルウィンの作品だといっても疑う人はいないだろう。

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この画集のなかで、ぼくが好きなのは、Pc290006 左の二点だ。ターナーの伝統を受け継いでいるのは明白だが、さらに現代的なセンスが感じられる。

どうすれば、こんなふうに描けるんだろう! 技術的にもわからないところがあるのはもちろんだが、この見事な省略と説得力にはただただ溜め息をつくばかりだ。

で、今年の目標です。今年はたくさん絵を描こう。アルウィンとシーゴを心の師に。

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中丸彩章水彩画展を観る

中丸彩章さん(37)の水彩画展「春から秋へ」に行ってきた(盛岡市本宮のカフェ・クリンゲンバウムで14日まで)。盛岡タイムスの紹介記事をご参照ください。

御所湖や岩手山など我々には馴染みの深い風景を描いた作品だ。絵のサイズが小さいことに驚いた。

柔らかい色調の絵にアクセントを与えている細い描線は0.1ミリくらいしかない。おそらく筆も1号か2号といった極細のものを用いているのではないだろうか(あるいは日本画の面相筆か)。にもかかわらず、窮屈な感じはしない。小さなサイズに細かく描きこんだ場合、せせこましい絵になりがちなのだが。これは、もって生まれた資質と言っていいのかもしれない。

縦10センチ、横25センチくらいの(記憶で書いているので確かな数値ではありません)横に長い作品も珍しかった。

先日の森越康雄水彩画展では厳しさのなかにどこか温かなものを感じさせる雪景色が印象的だったが、中丸さんはご自身が「山に残る雪と芽吹き始めた緑が、絶妙の対比をつくり出す」4月から5月ごろが好きだとおっしゃっているように、豊かな色彩感が特徴だ。といって決して派手ではなく、抑制の効いた色使いにセンスのよさを感じる。

ホワイトパステルと細いサインペンを用いた独自の画法は「絶妙の対比」を表現するために考案されたのだろう(さっそく真似をしてみよう)。最近取り組んでいるという町並みの作品もぜひ拝見したいと思った。

カフェ・クリンゲンバウムはオーディオが自慢でもあるのだが、この日はアンドレ・ギャニオンが流れていた。カナダ出身のこのピアニスト・作曲家の作品は岩手の風景によく似合うと思い、ぼくは20年以上前から愛聴している。岩手を描いた中丸さんの水彩画にも、やっぱりよく似合っていた。

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森越康雄水彩画展

8月1日に第二画集『岩手なつかし 森越康雄水彩画集II』を上梓された森越康雄さんの個展の最終日に間に合った(ギャラリー川徳)。

森越さんの水彩画は、岩手のおだやかな自然を、素直に描いている。技量を誇ることもなく、また、誰かのスタイルの模倣でもない。繊細なタッチで、雄大な自然の透明な空気と静寂を、小さな画用紙(そのほとんどがF4号)に、みごとに封じ込めている。

一般に水彩画は「スケッチ」、「素描」とされ、作品として認められない風潮があるが(専門的には「資料」として扱われたりする)、古来、われわれ日本人は、油を用いない画材に親しんできた。水墨画や日本画の文化がそれだ。森越さんの画法は西洋の近代画法だが、その精神にはやはりそれが流れているように思っていた。

今回、掛け軸のような縦長の作品を見て、ぼくの直感が大きく外れていないことが確認できたようなな気がする。

幸い森越さんにお話をうかがうことができた。作品はどれも現場で描くそうだ。ずいぶん細かい筆遣いなので、アトリエで描いているとばかり思っていたから、驚いた(たいていは持ちかえって、アトリエで仕上げる)。だから、真冬の八幡平などでは「絵の具を解いた水が凍るので、お湯を使っています」と、おっしゃっていた。大変なこだわりが感じられる。

それにしても森越康雄さんは、(ご存じの方も多いと思うが)日教組の中央執行委員長という役職についておられる。よく絵を描く時間があるものだと思うが、「絵は私のアイデンティティですから」と照れくさそうに微笑された。シャープな発言で知られる日教組中央執行委員長とは別の顔である。

いつか実現させたいという夢もうかがった。ぼくも及ばずながらお手伝いできれば、と思った。

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愛用品 水彩道具

261483_3421977902 ぼくが使っている水彩画の道具だ。ウィンザー&ニュートンの固形絵の具が10数色(どの色を持つかは季節によって異なる)、筆(ペンサックを用い、短く仕舞えるように工夫してある)、水入れ、ガーゼ(またはスポンジ)、ペン(万年筆や筆ペン)、鉛筆などをカセットウォークマン用の袋とほぼ同じサイズの袋に収めてある。絵の具は6色もあれば充分なのだが、まだまだ修行が足りない。

スケッチブックはごく普通のもので、F4~6号が多い。両面使えるものも愛用している(開いて使えば、大きな絵が描ける)。

先月創刊した北東北エリアマガジン「ラクラ」に『走れ、自転車探訪者』というエッセイの連載をはじめた。これに水彩画も描いている。第1回に描いた↓は、横手郊外から見た奥羽山脈だ。

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ラ・クラ創刊

「大人のための北東北エリア・マガジン ra kra」が本日発売になった。
創刊号の特集はフレンチ&イタリアン。おしゃれで、おいしそうなお店がけっこうあるんですね。

いえ、ぼくは単に雇われて駄文を書いているだけですが(「走れ! 自転車探訪者」という題のエッセイで、水彩画も描いてます。立ち読みする人は102ページを開いてネ)、椎名誠さんのフォト・エッセイも載っています。

ご意見、ご批判(これが大事)、ご感想をお寄せください。ぼくから編集部にちゃんと伝えます。北東北のコンビニ、書店で420円で発売中です。

ついでに、今月末に発売される月刊「培倶人」、隔月刊「アウトライダー」にショートストリーを書いています(これらはレギャラーで書いていますので、よろしくネ)。発売中の「ホンダ・バイクス」では『スーバースーパーカブは地球を救う』の連載がはじまりました。

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