『河鍋暁斎』を読む
明治のお雇い外国人コンドル(上野博物館、鹿鳴館、ニコライ堂、旧岩崎邸などを設計、岩手銀行や東京駅舎を設計した辰野金吾らを育てた)が、河鍋暁斎の弟子だったことをこの本で知った。
英国人が書いたのだから、オリエンタリズムに満ちているのだろうと思いきや、まったくそうではない。
東洋的神秘(という言い方がオリエンタリズムという気がしないでもないけど)を西洋的合理主義で記録した本書は、河鍋暁斎のみならず、日本画を制作したり、鑑賞したりするうえで大いに役立つ。
お雇い外国人の多くがサッサと日本を引き上げたのに対して、コンドルは没するまで日本に居座った。そして、洋風建築ばかりか、こんな素晴らしい本まで残してくれた。感謝してもしきれない。
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