岩手町で宝探し

岩手町には旧式の金鉱山跡が点在している。藩政時代の図面を手に、昨日、ざっと調査をして歩いた。中には昭和30年代まで採っていた場所もあるが、ちゃんとした記録がない(江戸時代の記録はあるのに)。

釣り師で賑わう〇〇川は砂金が採れることでも知られている。「砂金で指輪をつくった」とか「耕運機を買った」というエピソードからわかるように、近年まで採れていたようだ(次回は、そのエピソードの本人にお会いしたいと思っている)。

調査のリーダーである橋本さん(元岩手町教育委員長)と盛岡遺跡学び館副館長の千田さんが、砂金採りに挑戦した。砂金採りに使うゴールド・パン(というらしい)はアメリカ製。さすがゴールドラッシュの国だ。

1750018006_167


岩手町にはこのような「史跡」や「文化遺産」が数多く眠ったままになっている。それらを掘り起こしていくのは、まちの「宝探し」と言っていい。盛岡のそれらは、ほぼ掘り尽くされた感があるが、岩手町はこれからだ。岩手町に通う楽しみが増えた。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

遠野ブランド「トネーゼ」発進!

岩手県遠野市や遠野商工会は地場産物や商品、飲食店を対象とする独自ブランド「TOHNESE(トネーゼ)」の認証制度を始め、第一弾として食品、家具など18品目を認証した(トネーゼは、イタリア語で「遠野の人」という意味。サレルノ市と姉妹都市を結んでいる遠野ならではの命名だ)。

民話の里らしくスローライフを基本理念に、有識者らでつくる審査会が独自性や品質管理、生産情報の開示など下記の10項目にわたって審査する。

・「遠野のもの」「遠野の人」という事実
・トネーゼの個性、価値観、こだわり(スピリッツ)
・市場・顧客ニーズの理解
・商品における独自性
・商品における革新性
・業界の品質基準・法令遵守
・環境への配慮
・生産情報の開示(トレイサビリティ)
・情報力(生産者の演出力)
・顧客対応力(コミュニケーション度)

いくつか気になる点がある。

一回の申し込み料金は3万円。市がつくって配布するチラシなどに掲載される広告代金と思えば、この料金はさほど高くないのかもしれないが、むしろ料金は無料にして、その分、認証のハードルを高くするほうがいいような気がしないでもない(ただより高いものはない)。

というのも、今回トネーゼ・ブランドに認証された発泡酒は、その筋の「通」のあいだではあまり評判が芳しくない。味の問題ではない。合成着色料を使っているせいだ(たとえ健康上問題がないものであっても)。

上記の認証基準を一見して感じたのは曖昧さだ。判断を主観に頼らざるを得ないようなところが見受けられる。だから、逆に「スローライフと合成着色料はイメージが合わない」と主観で反論されもする。そういう「脇の甘さ」があるような気がする。

盛岡に住んでいるぼくからすると、遠野は「遠野」というだけで充分に大きなブランドだ。「これ、遠野のお土産だよ」といえばどこでも通用し、喜ばれる。その知名度は盛岡などとは比較にならず、羨ましいくらいだ。他県からいらした方々にとっても、今さら「ブランド認証」などあまり意識しないんじゃないだろうか。あるいは、地元の意識を高めるための方策なのかもしれないが、それならそれで違ったやり方があるだろう。

4年前、ぼくはイタリア北部のヴァッレ・ダオスタ特別自治州に招かれ、観光状況やスローフードなどを視察してきた。お隣のピエモンテ州がスローフード発祥の地として脚光を浴びたことから、アオスタも官民共同で農業、産業、観光に取り組んでいた。

その目玉のひとつアグリツーリズモ(農家が経営する民宿)に関して、州は厳しい法律(自給率、耕地面積、生産品目の種類と生産量など)を定めていた。それをクリアしないとアグリツーリズモの宿として認められないのだ。

「ここまで来るのに十年近くかかっています。日本なら1、2年でやってしまうことでしょう。でも、やるとなったら、きちんとやるのがイタリアです」

州政府の方がそうおっしゃるのを聞いて、少し恥ずかしい思いがしたものだ。日本ではまだそこまで徹底していない(もちろん、徹底しているところもあるだろうけれど)。

盛岡ブランド認証についても以前にぼくは疑問を呈した。遠野に限らず、そもそも役所というところは標準化や平均化を目指す宿命を持っていて、特化には弱い。つまり、ブランドとは対局にあると言っていい。その点に留意して、自治体によるブランド認証が、すでに定着しているブランド価値を逆に低めてしまうようなことにならないように運営してほしい。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

文学の香りのするまち、盛岡

P8310079_1 デジタルAENA(日経BP社)に連載中の「デジタルな旅、アロナグの道」で、3回にわたって盛岡ぶらりポタリング(自転車散歩)を掲載します。

ご笑覧ください。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

8月27日(日)は東銀座へ

いわてのいいもの発信プロジェクト“ロジデリ”からのお知らせ。

3回目となる次回の出店は、東銀座・歌舞伎座の向かいにある「いわて銀河プラザ」と決まりました!

とびきりおいしい採れたての野菜や地元でしか手に入らないお菓子など、選りすぐりのおいしいものをどーんと販売します。
みなさまぜひぜひお越しくださいませ!


 ■日時 8月27日(日)10:30~19:00
 ■場所 いわて銀河プラザ(歌舞伎座の向かい側)
     
http://www.pref.iwate.jp/~hp0401/
 ■出店内容
  ・夏野菜
   販売前日に収穫したものを現地午後発のクール便で直送!
   (キュウリ、トマト、ピーマン、ほうれん草、キャベツ、
    ナス、ミョウガ、ユウガオ、ニンジン、ニンニク…etc.)
  ・岩手のお菓子
   -昔懐かしいおばあちゃんの味・がんづき
   -盛岡では有名なコーヒー屋さんのシフォンケーキ
  ・福田パン!
   -盛岡出身者にはたまらなくなつかしい…ですよね?
 

他にもおいしい・楽しい・懐かしいものが盛りだくさんです!
ぜひぜひお友達連れでいらしてくださいね。

ロジデリとは--

太陽の光が降りそそぎ
涼しい風がさらりと吹きぬける いわて。

山・川・海の豊かな恵みを
神様から与えられた いわて。

みなさんは訪れたことがありますか?

ロジデリは
いわての露地(ロジ)で栽培された
新鮮な野菜をはじめ
ココロにもカラダにもやさしい食べものを
岩手から直接お届け(デリバリー)する
小さな小さなお店です。

路地裏(ロジウラ)にひっそりとあるのに
ついつい足を運んでしまうような そんなお店…

ロジデリの基本コンセプトは
「そのままがおいしいを いわてから」

本当においしいものは
そのままが一番おいしいことを(デリシャス)
私たちは知っています

ロジデリは
いわての豊かな恵みを
みなさんにちょっとだけおすそわけします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『誰も知らなかった英国流ウォーキングの秘密』を読む

いい本なのに、「英国かぶれ」風のタイトルで損をしている。著者は決して「英国礼賛」などしていない。学ぶべきところは学び、そうではないところでは首をかしげ、言うべきところではきっぱりと「嫌いだ」、「おかしい」とおっしゃる。

というわけで、フットパス(英国独特の遊歩道)の歩き方の入門書としてだけでなく、「歩く」ことを文化として捉え、日英独の比較文化論としても読める。

市街地や中間山村地の活性化へのヒントもこの本にはあると思った。

著者は写真も趣味にされているのに、写真が少ないのが残念だった。口絵カラーだけでなく、本文中にもモノクロでいいので、もっと写真がほしかった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

さんさでエコしよ!

盛岡自転車会議は、地球温暖化防止「チーム岩手」の一員として、さんさ踊りへの自転車による来場を促進するため、中津川河原に臨時駐輪場を設置しました。

場所:中津川河原 仮設駐輪場(上の橋~与の字橋、中の橋下付近、岩手公園)

二酸化炭素排出削減目標(国は6パーセント、岩手県は8パーセント)を設定したにもかからわず、今ひとつ及ばないのが現状です。また、さんさ踊り期間中は15トンもの二酸化炭素が排出されます。その分、どこかで抑制しないと「さんさ踊りは地球温暖化防止の敵」とされてしまいます。

4日間で2000台もの駐輪利用がありました(今までパレード会場周辺はそれだけの自転車があちこちに置かれていたわけですね)。

また、心配されていた放置自転車は一台もありませんでした。このことから、駐輪場を積極的に利用する方は自転車に関するモラルが高いとわかります。

これを機会に、日常の自動車利用の抑制(つまり、自転車や公共交通機関への乗り換えをする)について考えていただき、CO2排出量削減につなげていくことを目的としています。 もちろん、どうしても自動車でなければならない方もたくさんいるわけです。そういう方は家電製品のプラグを抜くなど、他の方法で二酸化炭素削減に取り組んでほしいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

第3回 自転車ワークショップ

今度の火曜日(25日)、 午後6時半から8時半の予定で第3回自転車ワークショップを開催します。これまでの2回にわたるワークショップを踏まえ、来年度に実施を計画している自転車社会実験(IGRに自転車を持ち込めるようにする/駅から市役所まで自転車レーンを設けるetc.)について話し合います。

これまでのワークショップの「まとめ」は盛岡自転車会議のホームページをご覧ください。自転車で買い物に来た方にはポイントサービスをするなどユニークな意見が続出しました。来年の社会実験に役立てていきたいと思っています。

中心地商店街のみなさんにもぜひ参加をお願いします。市街地活性化の鍵を握っているのは交通問題、そして自転車です。

場所は紺屋町の盛岡市勤労福祉会館4階401号室で、 参加無料 です。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

三崎ともやすノンストップ60ライヴ

7月7日、岩手県公会堂でおこなわれた三崎ともやすさんのアニバーサリーライヴの記事が盛岡タイムスに掲載された。

三崎さんは岩手でスローライフを実践するために横浜から移り住んでこられた。岩手県公会堂が取り壊されそうになったとき、「あんな素晴らしいものをどうして盛岡の人たちは残そうとしないの?」と保存を訴え、コンサートを開いたこともある。幸い公会堂が保存活用されることになったのは周知の通り。

その公会堂でのアニバーサリーライヴに、ぼくは残念ながら行けなかった。翌日、三崎さんのお店「モンドリアン」(←大学でグラフィックデザインを学んだ三崎さんにとって、抽象画モンドリアンは恩師シナトラと並ぶアイドル)で打ち上げパーティがあり、そちらに顔を出した。

ゲストヴォーカリスト東郷輝久の爆笑トークと、西直樹ピアノ・トリオをバックに唄った「デイ・バイ・デイ」などスタンダードナンバーに酔った。

[爆笑トークの一例]
東郷「水戸黄門見ると、泣けちゃうんだよ」
純「え? あれに泣けるところなんてありますか」
(横から)三崎「泣ける、泣ける。あんなに泣けるものはない」
東郷「だろう」
三崎「ありゃあ、痛いからね。大のおとながボロボロ泣くんだ」
東郷「おまえ、なんの話をしてるんだ?」
三崎「痔だろ。肛門は末梢神経が密集しているから、痛いんだよ」

たぶん、岩手県公会堂でライヴと違って、こっちのほうが大人向き(笑)。
客席の3分の2は関東関西からわざわざいらした人たち(7日と連チャン)だった。 三崎さんの人気ぶりがわかる。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

『スロー快楽主義宣言』を読む

自分がやってきたことが(大きくは)間違っていなかった、と励ましてくれる本でした。
辻さんと実際にお会いして、そのお人柄にも惚れました(そのとき、『ブラックミュージックさえあれば』の辻信一さんと同一人物であることを知って、いやあ、驚いたの何の。全然結びついてなかったのです)。

『スロー・イズ・ビューティフル』がちょっと難しかったという方でも、この本ならとっつきやすいでしょう。

ロハスがしょせんマーケティング用語であるのに対して、辻さんのスローやハチドリ計画は腰のすわった活動です。及ばずながら、ぼくも実践しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

自転車ワークショップ開催

盛岡自転車会議主催(盛岡市後援)は自転車の視点でまちづくり、交通問題を話し合うワークショップを下記要項で開催します。

自転車にふだん乗っている主婦のみなさんや高校生諸君にもぜひ参加していただきたいと思っています。また、これは「自転車好き」の集まりにしたくないので、「自転車は邪魔だ」と思っている方の参加も強く希望します。

盛岡タイムスに連載している関連コラムもご覧ください。

-------------------------------

            自転車ワークショップ
       

勤労福祉会館401・402会議室
午後6:30~8:30 

第1回ワークショップ
6月27日(火)
自転車について考える
~自転車の良いところ
 悪いところ

第2回ワークショップ
7月11日(火)
自転車が利用しやすいまちづくりについて考えよう
~テーマごとに掘り下げる

第3回ワークショップ
7月25日(火)
来年の自転車利用社会実験(自転車乗り入れ列車の運行)について考えよう
~実験案について説明
 参加者からの提案など

どなたでも参加できます。参加希望の方は、下記ご記入の上FAXしてください。
電話やメールでも申し込みできます。

申込先    盛岡自転車会議 盛岡市青山3-29-4
TEL 019-646-6524(加藤まで)FAX 019-645-8510 
メールアドレス katoise@nahan.jp

| | コメント (2) | トラックバック (1)

より以前の記事一覧